紙の本
二度美味しい
2002/07/29 23:58
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投稿者:ブラックティー - この投稿者のレビュー一覧を見る
この夏、連ドラでのドラマ化が決定した本作。今回で2度目のドラマ化になる。
数年前(いや、10年近く前?)にドラマ化した時は、当時、OLになりたてということ
もあり、完全に23歳の主人公、千絵(ちえ)に肩入れして読んでいた。
でも2度目の今回は、なぜか(?)33歳の主人公、瑞子(みずこ)にすっかり感情移入して、読んでしまった。今だからわかるんだよな〜その気持!とか言いながら。
この小説の主人公は、23歳のOL千絵と33歳のいわゆるお局(あまり言いたくないが)
瑞子との恋愛バトルと友情物語。
時代は変ってもこういう若手とベテランとの戦いは永遠に不滅なのです。
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三十五歳の瑞子と二十三歳の千絵は、物産会社に勤めるいわゆる「お局」と「腰掛け」のOLで、反目しあっている。瑞子はかつての恋人と今は不倫の中、千絵は劇団員と恋愛中だが、自分勝手な彼に疑問を抱き始めていた。そんな二人の前に二十七歳のエリート冴木が現れ、二人はライバル心を燃やすが―。傷つきながらも闘う女たちの爽快な成長物語。
千絵、23歳VS.瑞子、33歳。二人のOLのブルーな吐息…。仁義なき恋の略奪戦。OLのためのオフィス小説名品。
お決まりパターンは否めません。
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20代30代の女性が会社で、男性たちの中で、女性たちの中で奮闘していく小説が好きです。いろんな年令の女性の生き方、悩みを疑似体験するのが楽しい。印象に残った35歳・瑞子の言葉「自分が彼女たちくらいのころもそうだったのだろうか。あのころは自分を若いと思うより、もうこんな年だとばかり考えていた。若さに気がついたのは、それが過ぎ去ってからだ。」あと解説でも印象に残ったフレーズ「基本的にしあわせは自分のなかにある。(中略)いつまでも、自分以外、自分の外にあるしあわせを求めてしまう。そして、待ちはじめる。しあわせを与えてくれる誰か。しあわせを運んでくれるなにか、を。」
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どろどろ。かと思いきや、最後はすっきり☆女をなめんなよ!ってはなし。わたしも冴木みたいな男にいかにも騙されそうな予感いっぱい・・・気をつけなくちゃ。
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唯川さんの本です。
OLの激しい恋愛もようが描かれています。是非男性に読んでもらいたいような内容ですね!私も読んでいてとても楽しかったです。昼ドラに近いのかな?
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23歳と35歳の2人のOLを描いた物語。解説がよかった。ときどき「意識して背筋を伸ばす」こと、大切だと思う。こんな風に年齢を重ねていけるといいな。
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35歳の瑞子と23歳の千絵は、物産会社に勤めるいわゆる『お局』と『腰掛け』のOLで反目しあっている。
それぞれに彼と呼べる人はいるのだが、自分勝手な彼に疑問を持ち始めていた。
そんな2人の前に27歳のエリート冴木が現れ、2人はライバル心を燃やすことになる。
冴木という男のことは置いておいて、終盤の女性2人のそれぞれの彼との会話が良かったな。
『約束とか計画とか、そんなアテにならないもののために”今”という時間を犠牲にするなんてもったいない』とか
『この間一万円もするシワ取りクリームを買ったわ。年を取ったときに違いがわかるって言われたの。
でも、クリームを塗ってしまえば塗らないで年をとったときのことはわからない。
もし塗らなかったら、シワができてて塗らなかったことを後悔するかもしれない。
でも、もしかしたら塗らなくても、シワなんかちっともなくて、塗らなくて良かったと思うかもしれない』
結局、どっちが良かったなんて先のことはわからない。。
しあわせは、年齢に関係なく、最後は自分自身で手に入れるもの。
誰かや何かに与えてもらうものではない。
ほかのひとと比較してよろこぶものでもない。
人の価値は年齢ではない・・と教えてくれる。
『年齢なんてものの順位は、すごく低いところにある』と。
年を重ねるごとにわかること。
毎年一つずつ年を取って、毎年全然成長していないと思う私だが、
それでも時間とともに考え方や捉え方が若い頃とは微妙に違う。
価値観も少しずつ違っていると思う。
若い頃には気づかなかったこと、大切なもの…。
そんな些細なことだけど、少しは気づけるようになった・・ということにしておこう。
頑固にもなったかな(笑)
人生のその時々でキーパーソンな人がいた。
…と書きながら、そんな大げさなことでもないのだが、
少なからずその人に影響されたと思うから。
数年後、数十年後はどんな私がいるんだろう?
今とはまた微妙に違う感覚を期待して、自分を信じて行こう行こう。。
(本当は、いつもグラグラ揺らいでいるから、『自分を信じて』というのも
すごく無責任な言葉かもしれません。。)
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上司の娘が本命でいて、情報収集用に年上の女と夜の相手に若い女を手玉に取る男。
3人相手でしょ!?凄いよ。
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ストーリーの展開は、少し雑でいまいちだったけど、30代半ばと20代前半の独身のOLの若さへの執着心や結婚観、会社での自分の存在意義などがリアルに描かれていておもしろかった。まぁ、リアルっていっても、自分がOLでないから、実際のところはわからないんだけど、きっと自分が30代半ばで独身だったら、そんな風に考えるんだろうなって、妙に納得した。
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あっという間に読めた一冊。書かれた時代が私のOL時代と重なって、あの頃の気持ちが蘇った作品。そうそう、22〜3歳なんて今思えば若い!の一言なお年頃だけど、自分では“もう”23歳…という気持ちだったなぁ。。。話し自体は先が読めるものだったけど、あの頃に戻ったような切ない気持ちになる一冊でした。
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財前直美さんと柴崎コウちゃん主演で「恋愛偏差値」というドラマにもなっていた作品。
年齢を気にして卑屈になるのではなくて、年齢に応じた魅力があると信じて、そのときどきを輝けるように、楽しみながら年を重ねながら生きていきたいなと思った。
廣瀬裕子さんが解説を書いているのがとても嬉しかった。
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なかなか良いと思う。
ありきたりな題材なのかもしれないけど、上手く皮肉られてて面白かった。
傷つき闘う女たちって、なんかバカバカしくも清々しいと感じる。
でも冴木をバラすタイミングはもっと後でもいい。早めにバラすとミステリーを解いたみたいに勘違いして、つまらなく感じる人もいちゃうよ。
面白いのはお互いが幸せになりたいと同じく思ってるのに、間違った方を同じようにみてるってところ。
で、二人が本当に幸せを願うのなら、自ずと女の悪さが見え隠れしてくるはず。もっと毒がでるはず。
その辺が少しぬるかったかな。
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ある種、年齢がテーマなのかもしれません。
主人公の1人と同じ年齢な私は、その葛藤がすごくよくわかります。
そう、そうなんです。その悩み、ジレンマをずっと引きずってるんです!!
っていう感じ。
どうしたって年はとる。その年齢というものを自分がどうとらえるか。
相手はどうとらえているのか・・・
ラスト、主人公がサッパリと言うせりふは、こういう結論に達した彼女は素敵だと思うとともに、ストンと私の心にも落ちてきました。
ちょっと長めですが、面白いですよ。
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35歳のお局様と23歳の腰掛OLが一人の男をめぐって対立。
女って怖~い、と思いつつも、
男に振り回されながらも必死でプライドを守ろうとする
彼女たちに自分を重ねてみたり。
なかなかスカッとした、少女マンガちっくなお話&結末です。
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まんまのタイトル、、、(笑)
お互いに苦手意識を持ってる女の人が主人公やもん。
やっぱり「女の敵は女」?
でも、その敵同士が手を組むと無敵になるんよなぁ(`∀´)
そんな事も分かってない男が2人を騙そうとするんやけどバレて逆に報復されちゃうって~~-y( ̄▽ ̄*)ウケケ♪
読み終わった後は、スッキリ爽快(^◇^)