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紙の本
脱領域・脱構築・脱半球 二一世紀人文学のために
著者 巽 孝之 (監修),下河辺 美知子 (編著),越智 博美 (編著),後藤 和彦 (編著),原田 範行 (編著)
惑星的批評眼を持つ欧米文学者たちが研究領域を〈越境・逸脱〉することによって、日本の人文研究のありさまを提示する論考集。日本人研究者が海外批評家を独自の視点から紹介する「代...
脱領域・脱構築・脱半球 二一世紀人文学のために
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商品説明
惑星的批評眼を持つ欧米文学者たちが研究領域を〈越境・逸脱〉することによって、日本の人文研究のありさまを提示する論考集。日本人研究者が海外批評家を独自の視点から紹介する「代表的批評家30:交響する理論」も収録。【「TRC MARC」の商品解説】
惑星的批評眼を持つ総勢50名の欧米文学者たちが、
研究領域を〈越境・逸脱〉して俯瞰する知のハーモニー!
本書は、人文学の未来へのメッセージである。
「本書を「脱領域・脱構築・脱半球」と名づけたのは、あと十年もすれば生き証人が激減するかもしれないここ半世紀ほどの人文学的展開を、ともに歩んできた友人たちと共に再確認しておきたいと希望したためである」(巽孝之)
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◎本書を構成する切り口:
【特異点としてのアメリカ】【感受性の在りかとしての身体】
【人文科学が戦争にむきあうとき】
【批評というパフォーマンス】【限りなく地球的な交響】【代表的批評家30:交響する理論】【商品解説】
目次
- はじめに:人文学の未来と批評的想像力(巽孝之)
- 第一部 特異点としてのアメリカ
- 第一章 異性愛の桎梏
- ——サムソンとデリラをめぐるアメリカ的系譜学(舌津智之)
- 第二章 アサイラム・ファミリー
- ——『七破風の屋敷』における家族・国家・未来(古井義昭)
- 第三章 文学するニューヨークのイギリス詩人
- ——W・H・オーデンの「見るまえに跳べ」を読む(圓月勝博)
- 第四章 一七六〇年五月一日のトマス・ブレイ協会月例会
- ——サミュエル・ジョンソンのアメリカ(原田範行)
収録作品一覧
異性愛の桎梏 | 舌津智之 著 | 29−45 |
---|---|---|
アサイラム・ファミリー | 古井義昭 著 | 47−66 |
文学するニューヨークのイギリス詩人 | 圓月勝博 著 | 67−89 |
著者紹介
巽 孝之
- 略歴
- 監修:巽孝之
慶應義塾大学名誉教授/アメリカ文学思想史専攻/コーネル大学大学院博士課程修了(Ph.D., 1987)/単著に『ニュー・アメリカニズム──米文学思想史の物語学』(青土社、1995年度福沢賞)、『リンカーンの世紀──アメリカ大統領たちの文学思想史』(青土社、2002年/増補新版、 2013年)、『モダニズムの惑星──英米文学思想史の修辞学』(岩波書店、2013年)、『メタファーはなぜ殺される──現在批評講義』(松柏社、 2000年)、『盗まれた廃墟──ポール・ド・マンのアメリカ』(彩流社、2016年)、Full Metal Apache(Duke UP, 2006年)、 Young Americans in Literature (Sairyusha, 2018)。編訳にラリイ・マキャフリイ『アヴァン・ポップ』(筑摩書房、1995年/北星堂、2007年)、共編に The Routledge Companion to Transnational American Studies (Routledge, 2019)他多数。
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紙の本
巽氏らしい退職記念本
2022/09/28 13:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ichikawan - この投稿者のレビュー一覧を見る
巽孝之氏の慶應大学退職記念の本。ゆかりの研究者による巽氏的問題意識に基づく論文に加え「日本の第一線の批評家」が英米の代表的批評家三十人を「独自の視点で紹介」する企画も含まれている。教科書的なガイドブックではないが、それゆえに文学批評の歴史と今が感じられるかもしれない。