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- カテゴリ:一般
- 発売日:2012/03/01
- 出版社: 月曜社
- サイズ:22cm/227p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-901477-92-5
- 国内送料無料
紙の本
ジョルダーノ・ブルーノの哲学 生の多様性へ (古典転生)
著者 岡本 源太 (著)
ジョルダーノ・ブルーノが開いた「近代」を生の多様性の発見として再評価し、たえず変化し続ける動的関係に充ち満ちた「無限宇宙」の哲学を読み解く。ジェイムズ・ジョイスによる「ブ...
ジョルダーノ・ブルーノの哲学 生の多様性へ (古典転生)
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商品説明
ジョルダーノ・ブルーノが開いた「近代」を生の多様性の発見として再評価し、たえず変化し続ける動的関係に充ち満ちた「無限宇宙」の哲学を読み解く。ジェイムズ・ジョイスによる「ブルーノ哲学」ほか全2篇の新訳も収録。【「TRC MARC」の商品解説】
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著者/著名人のレビュー
楽しみは常に苦しみと同居し、人は同じものを時に愛し時に憎む。...
ジュンク堂
楽しみは常に苦しみと同居し、人は同じものを時に愛し時に憎む。あらゆる感情が唯一の感情(=愛)から派生し、つねに分裂と葛藤が見いだされる。
受動性とは「されることができる」という一つの力能であり、感情は忌避すべきものではなく、欲望も欠如でなく力能の充溢である。
生きて流転し続ける自然のなか、葛藤に引き裂かれつつも感情にしたがいながらいっそう流転しつづけることこそが、人間に多様性を、自由を、尊厳を与える。
ジョルダーノ・ブルーノの思索は、かくもダイナミックで豊饒かつ絢爛であったのか!
そして、現代の問題意識と直結する、美や善をめぐる言説。
美に普遍なる規範などない、美は多様でしかありえず、多様であることこそが美である。
善は、状況や視点などが変わればそのまま悪になりうるのであり、悪でありうるものしか善でありえない。
一六世紀の最後の年に焚刑台の煙と化したブルーノの魂は、「ルネサンスにおける人間の発見」というテーゼの再考を促しながら、人間が神の座を簒奪したに過ぎないともいえる「近代」をいかに乗り越えるかという古くて新しい課題と共に幕を開けた新しい千年紀に、蘇る。