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- カテゴリ:一般
- 取扱開始日:2012/05/25
- 出版社: 同時代社
- サイズ:20cm/410p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-88683-711-0
紙の本
アンナのポーランド「連帯」 裏切りと真実
著者 スワヴォミール・ツェンツキェヴィッチ (著),吉野 好子 (訳),松崎 由美子 (訳)
秘密警察の陰謀・挑発・誘惑・欺瞞が渦巻くなか、グダンスク造船所労働者のひとりとして、果敢に闘った「連帯の母」アンナ・ヴァレンティノヴィッチの生涯を綴る。ポーランドの女性労...
アンナのポーランド「連帯」 裏切りと真実
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商品説明
秘密警察の陰謀・挑発・誘惑・欺瞞が渦巻くなか、グダンスク造船所労働者のひとりとして、果敢に闘った「連帯の母」アンナ・ヴァレンティノヴィッチの生涯を綴る。ポーランドの女性労働者の真実を明らかにする「連帯」秘史。【「TRC MARC」の商品解説】
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ジュンク堂
アンジェイ・ワイダの映画「鉄の男」はグダンスク造船所のストライキを描いた。そこでは「連帯」議長としてノーベル平和賞を受賞するレフ・ワレサも登場していた。このポーランドを揺るがしたストライキは一人の女性の解雇を発端とする。彼女の名はアンナ・ヴァレンティノヴィッチ。
映画で英雄のように振舞っていたワレサが実は密告者であったという事実に驚く。ワレサによって存在を否定されたアンナ。彼女は決して鉄の女ではない。
「人生の中で私は数知れぬ多くの涙を流してきた。だからこそ私自身が人を助けることで、誰かの微笑がもうひとつ増えるようにしたいのだ」
彼女は自分の話をする時泣くこともしばしばだったが、自分の人生で恥じることなどなかったように、涙を流すことも恥じる必要などないと思っていたからだと周辺はいう。
東欧革命後も一クレーン工に戻り孤独に闘い続けたアンナ。2006年受勲したが、カチンスキ大統領とともにスモレンスクでの飛行機事故でその激しい一生を閉じた。「カティンの森」に匹敵する悲劇といわざるをえない。映画のラストに流れるヤネク・ビシネフスキの歌はアンナにこそ捧げたい。
黒書店員 D