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商品説明
推理小説研究会『モザイクの会』の男女4人が、すき好んで事件に巻き込まれるユニークな長篇ミステリー「陽の翳る街」をはじめ、盲目の教師がレインコートを取り違えられたことから始まった事件「明るい闇」や老婆が主人公のブラックミステリ「山のふところに」娘が拾ってきたダイヤの指輪から起こる奇妙な殺人事件「偽りの石」の三短篇を加えた、雨にまつわる全四篇。貴重な著者による作品ノートも収録。【「BOOK」データベースの商品解説】
推理小説研究会「モザイクの会」の男女4人が、すき好んで事件に巻き込まれるユニークな長篇ミステリー「陽の翳る街」に、短篇3本を加えた、雨にまつわる全4篇と、著者自身による作品ノートを収録。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
陽の翳る街 | 3−174 | |
---|---|---|
明るい闇 | 175−191 | |
山のふところに | 192−208 |
著者紹介
仁木 悦子
- 略歴
- 〈仁木悦子〉1928〜86年。東京生まれ。「猫は知っていた」で江戸川乱歩賞、「赤い猫」で日本推理作家協会賞を受賞。
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人物に惹かれます
2017/12/28 00:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:乾 辰巳 - この投稿者のレビュー一覧を見る
長編一作と短編・小品三作という構成ですが、長さと面白さはあまり関係ないです。
どの話にも共通するのが、読み始めてすぐ伝わってくる人物たちの人となり、
ここから話に引き込まれてしまいます。ミステリーとしてちょっと都合のいい展開も気に
なりません。
どれも甲乙つけがたいですが、「陽の翳る街」が自分はベストでしょうか。商店街が舞台
で、店をやりながら推理小説を研究するモザイクの会に参加する人物たちの魅力と
それぞれの関係によるところが大きいと思います。
他の三作とは少し毛色の違う「山のふところに」、人物の印象度でいえば、この作品
のキノ婆さんでしょうか。
古い作品ですけど今読んでも十分面白いと思います。