「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
東北アジア、日本諸島といった、地域世界ないしその特定範囲で普及したヒスイと碧玉。それらを用いた造形、組み合わせを観察し、生産流通、分布を分析することで、日本諸島における中の民の集団性を読み解き、変化に迫る。【「TRC MARC」の商品解説】
本書は六つの章と二つのコラムで構成され、弥生時代開始期から古墳時代前期までを対象としている。近年発表した諸論に一つ加え、新稿の第6章で副題に込めた関心を文章化した。
本論の意図は、はじめに国境ありきの一国史を離れ、比較考古学の視点から日本諸島における中の民の形成に迫ることにある。ヒスイと碧玉はストーンアクセサリーの玉石材である。青銅、鉄など、使用と製作が普遍化していく金属と違い、玉石材は一般に東北アジア、日本諸島といった地域世界ないしその一定範囲で普及する。ヒスイ勾玉と碧玉管玉の組み合わせは、大陸文化に連なる民であると同時に独自の民として自らを認識した現れでもあった。
ヒスイ、碧玉を用いた玉の造形、組み合わせを観察、生産流通と分布を分析し、碧玉製品はじめ継起する現象を関連づけ、議論していこう。あらためて旧稿『倭の玉器 玉つくりと倭国の時代』の視点を今に生かしたい。多様な地域性の連鎖から一つの大きな倭へ、本州諸島民のなりたちと民族形成、倭国成立の実像が見えてくる。【商品解説】
目次
- 第1章 日本考古学史における自民族認識
- はじめに
- 1 民族併存説と日鮮同祖論
- 2 日本民族論とヒスイ勾玉
- 3 単系民族説の登場
- 4 大東亜共栄圏の考古学
- 5 日本考古学史再考
- おわりに
- 第2章 日本諸島における弥生時代
- はじめに
著者紹介
河村 好光
- 略歴
- 〈河村好光〉1952年石川県生まれ。金沢大学法文学部史学科卒業。石川考古学研究会副会長。文学博士(大阪大学)。著書に「倭の玉器」など。
関連キーワード
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む