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紙の本
ウォーキング・デッド 1
著者 ロバート・カークマン (企画・作),トニー・ムーア (作画),チャーリー・アドラード (作画),クリフ・ラスバーン (作画),風間 賢二 (訳)
極限状況の中むき出しになり、変容を遂げてゆく人間の本質を描く。原書ペーパーバック版第1〜3巻と、制作の舞台裏を明かす「スケッチブック」、原書オリジナル・シリーズのカラー表...
ウォーキング・デッド 1
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セット商品 |
- 税込価格:33,770円(307pt)
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商品説明
極限状況の中むき出しになり、変容を遂げてゆく人間の本質を描く。原書ペーパーバック版第1〜3巻と、制作の舞台裏を明かす「スケッチブック」、原書オリジナル・シリーズのカラー表紙を完全収録。グロテスクな描写あり。【「TRC MARC」の商品解説】
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訳者コメント
2011/10/14 11:38
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:風間賢二 - この投稿者のレビュー一覧を見る
2010年に全米で話題騒然となったTVドラマシリーズがあります。タイトルは『デッド・ウォーキング』、製作総指揮はフランク・ダラボン。そう、感動の名作『ショーシャンクの空に』や『グリーンマイル』、あるいは『ミスト』などの映画で知られる監督です。
『ウォーキング・デッド』が評判となったのは、お茶の間に初めて登場した本格的ゾンビ・ドラマだったからです。だが、そこは名匠ダラボンのこと、単にこわくて気持ちの悪いホラーを製作するわけがありません。ゾンビを素材にしたヒューマン・ドラマだったのです。
実は、この生ける屍が徘徊する終末後の世界を舞台にした群像劇には原作があります。それが今回刊行されたロバート・カークマン作『ウォーキング・デッド』です。このコミックが登場したのは2003年のこと。それが今日まで継続して創作されていることからもわかるように、本国アメリカでは絶大な人気を誇っています。
ジョージ・A・ロメロ監督のゾンビ映画の古典にして原点とも言うべき『ゾンビ』の世界観や形式を守りながら、「極限状況における人間の言動およびそのような出来事が人間をどのように変化させるかを探求」(ロバート・カークマン)しているところが、コミック版『ウォーキング・デッド』の評価の高さと人気の秘密です。
文明が崩壊し、たえず死の脅威と隣り合わせで生きなければならないとき、人はどこまで獣と化すのか、あるいは人間性を保つことができるのか? これは絵空事ではなく、わたしたちの近い未来、いやある意味ではすでに起こりつつあることではないでしょうか。
『ウォーキング・デッド』はハリウッド映画の娯楽性とアメリカ文学の有するパイオニア精神と思索性とを合わせ持った、単なるコミックの領域を超えた傑作グラフィック・ノベルです。