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商品説明
良寛はどう生きたのか。「良寛の生き方の原点」(本性)として良寛の言行を見、その生まれてくる様や本性と言行の密着度に注目して、「青年時代と出家得度」「乞食行への道」などについて考察する。【「TRC MARC」の商品解説】
良寛はどう生きたのか。本書は、良寛の生き方の原点を彼が残した言葉「人の生けるや直し」に見出し、和歌や漢詩などの諸作品に隠された真実の良寛像に肉薄する。良寛自らがどのように人生を探究しつつ生きたのか、一人間としての良寛に焦点をあてた力作。【商品解説】
目次
- Ⅰ 父母のこと、幼少のころ
- 母親「秀」(「おのぶ」)のこと/父親「以南」のこと/一人遊びはスプリングボード/「鰈になる」を信じた八、九歳頃
- Ⅱ 青年時代と出家得度
- 三峰館入塾から十九歳春までの経緯/十九歳春から二十二歳の得度まで
- Ⅲ 禅僧 良寛の誕生
- 大而宗龍への請見で得たもの/いわゆる「良寛の猿ヶ京関所通行手形」をめぐって/國仙に家風を問う/「圓通寺」/國仙の与えた印可の偈/帰郷前の和歌、俳諧と「関西紀行」
- Ⅳ 乞食行への道
- 帰郷の決意/帰郷途上の糸魚川における漢詩/四国行脚、関東での兄弟子参見/圓通寺時代の作とされてきた漢詩四篇/筆意の転換/乞食行の純化が導き出した毬つき行
- Ⅴ 禅僧 良寛の内なるもの
- 「在りし昔のこと」/「千羽雀の羽音」/「穂拾ふ鳥」/「法の塵」/「うらやましくも」から「誰か知ららむ」へ/腹中の一切経/「騰々任天真」と「双脚等閑伸」/「とり残されし窓の月」/歌集「ふるさと」巻頭の和歌四首/赤南蛮は「貧道の最好物」/「息せきと」/「傭賃」の推敲から見えること/「天上大風」という語
著者紹介
塩浦 林也
- 略歴
- 塩浦林也(しおうら・りんや)1941年、新潟県柏崎市生まれ。1966年3月、新潟大学人文学部人文科学科を卒業。同年4月より新潟県内の高校に奉職し、2001年3月、定年退職。元・全国良寛会会員。専攻:日本語学主な著書『鷲尾雨工の生涯』(恒文社 1991年)『良寛用語索引 歌語・詩語・俳語』(笠間書院 1996年)『會津八一用語索引―歌語・俳語―』(高志書院 2007年)
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