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商品説明
不況の時代でも対前年比プラスを続け、今では全国ブランドになった神戸スウィーツ。なぜ神戸の洋菓子産業は強いのか? 「東京にはできない」産業活性化のヒントを詳細に分析し、地場産業育成の戦略を紹介する。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
森元 伸枝
- 略歴
- 〈森元伸枝〉1964年生まれ。神戸市出身。神戸大学大学院経営学研究科博士課程中退。
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著者/著名人のレビュー
今や洋菓子製造は港...
ジュンク堂
今や洋菓子製造は港町神戸を代表する地場産業に発展した。スイーツといえば流行の最先端というイメージだが、案外働く職人方の間には昔ながらの徒弟制度が現在も息づいていて、非常に興味深い現象だ。関西経済の優等生に今後も期待。
紙の本
密集するケーキ屋が繁盛するワケ
2009/04/12 19:42
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かつき - この投稿者のレビュー一覧を見る
20代の2年半を神戸で過ごしたので
まさにこの本に載っているスウィーツの店にはよく行きました。
本書でも書かれています。
「半径350mのなかにケーキ屋が15軒あり
そのどの店もが繁盛し、なかには行列を作っている。」
それは神戸ならではの風景ではないでしょうか。
その繁盛の戦略秘話に、パティシエたちの経営と人材育成の姿勢、
原材料提供業者のルール、神戸の歴史、
顧客の厳しい選別などから迫っていきます。
弟子を育てるデメリットを不文律によってうまく回避しながら
地場産業としてお菓子業界を盛り上げていくうまさは、
まさに関西商人。
また、ダニエルを独立したパティシエが全く同じような店、
メニューを揃えた店を、ダニエルのそばに開店したときには
著者は
「誠心誠意、真剣にもてなすことに取り組んでいるパティシエに対して、客という立場から応えるのである。そのため、自分を裏切るようなパティシエの店には足を運ばない。」
とその経緯を分析します。
舌の肥えた顧客がまた、神戸スウィーツを支えているのにも
感動を覚えます。
紙の本
著者の「神戸愛」あふれる本だが、クラスター(産業集積)や地域ブランドの本を期待しないほうがよい
2010/02/12 23:48
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:サトケン - この投稿者のレビュー一覧を見る
神戸生まれで神戸育ちの著者が、地元神戸を代表する「産業」である「神戸スウィーツ」について、足で稼いでまとめたレポート。
職人さんや材料屋さんの話に耳を傾け、いろいろ面白い話を聞き出した点については評価していいが、いかんせん「経営学」というには、あまりにも分析がなさ過ぎる。
「職人養成論」としては面白かったが、オーナー・パティシエとして、独立して自分の店をもって経営するという「起業家論」としての性格も弱いし、「クラスター(産業集積)論」としての意味づけも弱いし、「地域ブランド論」としても現状を記述しているだけで、歴史について触れているが、メカニズムにかんする分析がない。したがって、他地域で地場産業育成の参考事例として捉えるにはちょっと無理がある。
まあ、著者の「神戸愛」があふれる本であるので、「地元愛」が地場産業育成のひとつのカギであることを実証したことにはなっているのだが・・・
どうせなら、カラー写真をふんだんに使ったムックのような形で、お店の紹介と商品の紹介を兼ねた作りの本のほうがよかったのではないかな?
残念ながら中途半端に終わってしまっている本であった。