紙の本
日本人のいいところを理解できる本
2008/11/21 00:12
7人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:いけちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
正直この本にでてくる偉人たちで、知っていたのは杉原千畝だけだった。この本のコンセプトは、もっと日本のいいろおころをしって、それをアピールすることとが重要だということであるが、本質は”もっと自信を持とうよ”ということだとおもう。人に施しを与えれば、いつか必ず帰ってくるというが、明治から昭和初期の日本人はそんな民族立ったのだろう。こんないい話をぜひ子供たちに伝え、日本人のいいところを評価し、自分もそうありたい。
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「日本人はいいころをしていたんだ」というメッセージがある本。わたくしの両親は、戦後の思想が行き届いているからか、戦争を体験しているからか、あまり日本人をよくいうことはなかった。それにならって、私も日本人は世界の非常識人とおもっていた。しかし、この本を読んでみて、日本人はそんなに悪くないし、すごくいいことをしていたんだなとおもった。いままでは、悪い部分を考えて、ちょっと控えめに日本を考えてきたが、この本にあるようないい事をやったことがあり、他国から愛されたことがあるのであれば、そういったことをもっとかんがえてゆこうとおもった。
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1890年9月16日。トルコの軍艦エルトゥールル号が串本近海で台風による大時化の中で難破。
地域の貧しい漁村の人々が、僅かな食料や衣類を持ち寄って救出した乗組員たちを介抱した。
その95年後。
イラン・イラク戦争の中で、トルコ政府によるイランにとり残された日本人の救出が行われた。
それは、かつてのエルトゥールル号の遭難に際し、献身的な救助活動を行った日本の人々へのトルコからの恩返しだった――。
ロシアの王朝崩壊とポーランドの独立戦争に巻き込まれ、肉親を失い、飢えと寒さで死を待つしかなかったシベリア孤児を救済した日本政府の英断。
国益を超えて6000人のユダヤ人を救う“命のビザ”を発給し続けた外交官・杉原千畝。
インドネシア独立を助けた多くの名も無き元日本兵…。
坂東俘虜収容所で咲いた“虜囚文化”。
国難に官民一体となって立ち向かう人々。大事故に遭遇し、助けを求める人々。異邦の地に取り残された寄る辺ない人々。
その苦しみや悲しみに国や民族の別はなく、国境を越えて痛みを分かち合い、救いの手を差し伸べ、友情を通わせたかつての日本人の好意と善意。そしてそれを決して忘れることなく、世代を継いで語り伝え、日本に、日本人に温かな手差し伸べてくれた国々の物語を優しい筆致で紹介する一冊。
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前にネットで読んだ話が殆どだけど(多分ソース元なんだろう)、より詳しい状況が記載されていて興味深かった。
トルコやポーランドの話は泣きそうになった。逆に韓国の話は・・・まあ良いやw
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世界の各国と日本の友好関係がどのようにしてできたかがわかった。教科書に載っていれば、各国に対する親近感が湧いてよさそうな気がする。学校で教えられなかった明治以降の近代日本の歴史に関する興味が高まった。偏った思想に影響されてない歴史上の事実に基づく内容のものを是非読んでみたい。
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日本人であることが誇らしくなる本。
どうして日本人は自国の素敵な面を見ようとしないんだろう。
世界が愛“した”じゃなくて世界が愛“する”日本でありたいと思う。
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ええ本~。
日本=トルコ
エルトゥールル号の恩返し
95年後の日本人奇跡の救出劇
日本=ポーランド
シベリア孤児の救済
日本外交史上、異例の即断が救った小さな命
日本=ベルギー
10万フランの贈り物
日本の魂に応えた感謝の気持ち
日本=ユダヤ
6000人を救った“命のビザ”
国益を超えた外交官・杉原千畝の決断
日本=インドネシア
植民地からの脱却
インドネシア独立を助けた日本兵
日本=韓国
もう一つの昭和
日韓の架け橋となった李方子妃
日本=ドイツ
坂東俘虜収容所で咲いた“虜囚文化”
捕虜ではなく人としての交流
いつか日本中の学校に、この本を寄贈したいと思います。
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感動した。
特に冒頭のトルコとの話が良かった。
しかし、読み進めていくと、ほとんどが戦争絡みの話であることが気になってきた。戦争という極限状態でしかこういった話は生まれないのだろうかというような、なんとも言えない残念な気持ち。
最近ツイッターで流れていたなかに有りました。
トヨタの本当のヒーロー
http://blog.livedoor.jp/fromvancouver/archives/52114335.html
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日本人であることが大変誇りに思える素晴らしい一冊だと思う。
無償の善意の輪が広がり、よりより日本。よりよい世界を皆で築いていきたいものだ。
メディアからの情報が正しく発信されているのか疑わしくなったり、内容が大幅に省略されてしまい、本当に大切な情報が分かりづらくなってしまった今、自分達の判断がより大切になってきていると痛切に感じた。
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エルトゥールル号や杉原千畝氏の話は時々TVで紹介されているようですし、板東俘虜収容所は映画になっているのでご存じの方も多いのかな、と思います。
ポーランドやインドネシアの話はあまり知られていないのではないでしょうか。ポーランドの話は何度聞いても涙があふれてきます。
ベルギーの話は、存じませんでした。
韓国の話に関しては、この本の主題からずれているようにも感じましたが…お名前を失念してしまったのですが、この李方子妃に仕え、いまでも遠路にある方子妃のお墓参りを欠かさず、来日して靖国参拝した事もある韓国人女性がいたはずです。彼女の事についても触れるのかと思いつつ読んでいましたが、一言の言及もなかったのが少し残念でした。
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先の大戦に負けたこともあり、メディアや教育により、近代の日本・日本人は悪かったという認識だけが植え付けられがちであるような気がします。
しかし、過去の日本人の行動の中には評価されるべきものもあり、かつての善意に対する時間を越えた恩返しがあったり、今なお感謝の交流が続くようなエピソードがあります。
そんなエピソードを紹介する、素晴らしい本であると思います。
トルコ、ポーランド、ベルギー、ユダヤ人、インドネシア、韓国、ドイツとのエピソードが収められています。
有名な話もありますが、ポーランドやベルギーとのエピソードは不勉強で知りませんでした。
それぞれ、全ての日本人に知ってもらいたいエピソードだと思います。
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善行の連鎖って素晴らしいと思った.震えた.
首を覚悟してでも大勢の人を救うって素晴らしい.これでこそ生まれた価値があるというものだ.
せっかく親日でいてくれる国がたくさんあるのに,その理由を知らないなんて恥ずかしい.もっと歴史を知らねば.
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日本人があまり知らない「世界から見た日本」。他国では教科書に載るような出来事を当の日本人が知らないという事実。知らなければならない。
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この本を開いて、最初に出てくるのはエルトゥールル号の恩返しの話だが、この話を読み始めるともう涙が止まらなくなる。なぜだろう、こんなにも心の美しい日本人たちが、私たちの祖先にいたのかと思うと、本当に日本人で良かったと思う。当たり前のことをただやっただけだと思う善意なのに、こんなにも世界に感謝される国は他にあるだろうか。翻って今の日本、本当にこれで大丈夫なのかと思うような、荒んだ心の日本人が多くなった。嘆かわしいことである。しかし日本人は遠い記憶の中に、こうした道徳心溢れる魂を持っているのだ。そのDNAを引き継いでいることを誇りに、生まれ変わってもまた、日本人になりたいと心から思う一冊である。
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2005年から調査している『良い影響を与えている国』で3年連続でトップを維持している国『日本』
その日本の国内にいると平和な事を含め当たり前なことが当たり前に過ぎ去り日本人自身が日本に誇りを持てずに見失っているような気がする
全7章からなるストーリーはどれもが感動的でカネをバラまく事だけではない本物の外交を知る・・・。
こんな大切な史実をなぜ教育の現場では伝えていかないのか?
授業のコマ数が足りないからか?
受験では点数になり辛いカリキュラムになるからか?
ハッキリ言って知らなかったのが日本人だけという事実を恥じるべきで道徳の時間や世界史・日本史の中に組み込むべき大切な話でしょう
年号と事件の表面的な暗記だけの歴史教科書なんか窓から投げ捨ててなぜ世界に日本が愛されたのか?
その時に日本人の先祖は何を想いどんな行動をしてきたのかを歴史から学ぶべきであろう
通読中は熱いものが込み上げて来るので読む場所には注意が必要です。自分の場合・・・(汗)