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- カテゴリ:研究者
- 発売日:2022/04/25
- 出版社: 水声社
- サイズ:22cm/317p
- 利用対象:研究者
- ISBN:978-4-8010-0612-6
- 国内送料無料
紙の本
谷崎潤一郎と映画の存在論
著者 佐藤 未央子 (著)
【芸術選奨・文部科学大臣新人賞評論等部門(第73回)】映画を題材として取り上げるのみならず、その構造的要素までをも小説へと移植した谷崎潤一郎。映画の富を小説においても展開...
谷崎潤一郎と映画の存在論
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商品説明
【芸術選奨・文部科学大臣新人賞評論等部門(第73回)】映画を題材として取り上げるのみならず、その構造的要素までをも小説へと移植した谷崎潤一郎。映画の富を小説においても展開し、みずからの文学に新生面を開くまでの足跡を緻密にたどり、谷崎文学のさらなる深みを開削する。【「TRC MARC」の商品解説】
〝映画の魔〟に魅入られて、
映画、この欲望と快楽のメディアを題材として取り上げるのみならず、媒体の特質、俳優の身体、興行形態、鑑賞行為といった構造的要素までをも小説へと移植した谷崎潤一郎。
その強靭なる映画的思考/欲望は、いかにして〝映画小説〟の血肉となったのか。
映画の富を小説においても展開し、みずからの文学に新生面を開くまでの作家の足跡を緻密にたどり、谷崎文学のさらなる深みを開削する。
***
谷崎は映画という存在をメディア/芸術/産業面から複層的に捉えて物語化した点で、現代に至る文学と映画の協働関係における先駆の作家と位置づけられる。……映画小説において、谷崎は映画を単に尖端的な題材として恣意的に選択したのではなく、媒体的特質や流通過程を有機的に文脈化した。映画を観る、あるいは消費し、愛玩する行為と空間をその在り方に仮託して表象したのだ。(序章より)【商品解説】
目次
- 序章 谷崎潤一郎と近代映画史
- 1 映画を観ること・語ること
- 2 研究史と問題の所在
- 3 本書の方法と構成
- 第Ⅰ部 映画の潮流
- 第一章 〈シネマニア〉谷崎の誕生
- 1 近代映画史と谷崎
- 2 映画製作の現場で
- 3 関西へ渡って
- 4 映画界との距離
著者紹介
佐藤 未央子
- 略歴
- 〈佐藤未央子〉1988年仙台市生まれ。同志社大学大学院文学研究科国文学専攻博士後期課程修了。博士(国文学)。法政大学文学部日本文学科助教。
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