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【星:4.5】
なにかを成し遂げようとする時、「目的」から始めることがいかに重要かを認識させてもらった。
内容としてはコンサルの方が書く問題解決の本と同様である。
ただ、違いは他書は「問題は何か」という点からスタートしているのに対して本書は「目的は何か」という1段階前からスタートしており、タイトルどおりこの「目的」を中心に述べられている。
そのうえで「問題は何か?」「問題解決手段は何か」と続いていく。
問題解決部分の内容は他書同様で凡庸なのだが、「目的」という重心を置くことでおなじ凡庸な内容が輝いて見えるような感じを受けた。
なかなかな本だと思う。
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目的に戦略を持たせる方法が、わかりやすく説明されています。自身の目的設定にも使えるが、部下の指導にも使えます。ビジネスパーソンは読んで損はない一冊でした。
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最も印象的だったのは、「目的とは、新たな価値を実現するために目指す未来の到達点。知的生産性の究極のレバレッジポイント。why, what, howの3層が、どのように?何のために?で互いに繋がっている。」です。目的ドリブンの思考法を実践し、身につけたいと思います。
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P 29
「〝何のために〟その仕事をやっているのか」 そのことを、分かっていなかったから
P 41
仕事で失敗したければ、 目的を忘れ去ってやればいい
P 43
のために〟が分からないままにガムシャラに働いても、成果は決して出ない。 そもそも、僕らの仕事は「作業」そのものに意味があるわけではない。その作業を通じて生まれる「価値」の部分にこそ意味はある。
P 57
目的を忘れた仕事にいかほどの労力をかけたところで、成果が伴うことは決してない。シビアな言い方だが、それは「仕事をやっている気になっているだけ」であり、そのような仕事から価値は生まれない。
P 63
〝目的をつねに意識の主軸に置けば、仕事は成功
P 69
成果創出のつながりは〈目的 ─ 目標 ─ 手段〉という三層ピラミッド構造によって成り立っている。 すなわち、こういうことだ。 目的(Why):何のために 目標(What):何を目指して 手段(How):どのように達成するか
青色のハイライト | 位置: 332
過去の延長線上に未来を見るのではなく、望む未来を最初に描くこと。その未来像から現在に立ち戻り、その実現に必要な手段を見つけ出すこと。これは言いかえれば、 過去起点の「バックミラー思考」を抜け出し、未来起点の「バックキャスト思考」にシフトする
⚠️ 337
いま、なぜ目的について考えるのか? それは、未来起点で物事を考えることが必須の時代にあって、目的は「未来像そのもの」だからだ。目指す先が定まっていればこそ、「そこまでどうやって行こうか」「実現には何が必要か」という逆算の創意がはたらき出す。 逆に、果たすべき目的が何か分かっていなかったとしたら、どうか。 目的が分からないと、目指す先が見えないまま前に進むことを強いられる。そのような状況にあるとき、人は「これまでどう進んできたか」と過去を参照する「バックミラー思考」に頼らざるを得なくなる。だが、その考え方はVUCA時代ではもはや無効となった。
⚠️ 345
これからの時代、望む未来は待っていればやってくるものではない。しかし、実現の意思があるなら、未来は創り出すことが
P 378
目的とは、「 新たな価値を実現するために目指す未来の到達点」のこと。これが、目的の意味の中心
P 406
仕事が〝終わったか/終わっていないか〟ではなく、あくまで、目的に〝寄与したか/寄与していないか〟に意識を向けよ
P 446
目的が不在であることによる3つの悪影響──「問題が分からない」「何を優先すべきか判断できない」「アクションが的外れになる」
P 605
何のためにやっているのかよく分からないまま、とにかく目先の作業に没頭する。当初はこの作業にも意義があったはずだが、時間が経つにつれてそれもいつしか忘れられ、作業そのものが目的になってしまう。このような〝手段の目的化〟 に陥ってはならない。それは仕事をやっている気になっているだけであり、そこから価値が生まれることは期待できない。
P 768
組織において目的を設定するとき、自身の周辺に置かれる上位目的や下位目的を把握し、それらとの一貫性(つながり) を意識することが必要
P 771
だか���こそリーダーとして目的を設定しようとするとき、そこでは自分の持ち場を越えて組織を広く見渡す俯瞰的な視座が求められる。上位の目的が何を目指しているのか、下位にいる人たちに何をしてほしいのか。そのような俯瞰的な視座によって、トップとボトムを一貫して接続させる目的の設定が可能に
P 861
目的を定める力の源泉にはどのようなものがあるだろうか? それには次の二つがある。
P 862
~をすべきという「使命」 ~をしたいという「意志」
P 880
目的を定める際、「いまの自分にそれはとてもできない」などと言って、現状の能力で将来を縛ってしまうことがある。しかし、最初から「できる/できない」の話をしていると、目的もそれに制約されて、現状に閉じた狭小なものになってしまう。それでは新たな価値創出は望めない。
P 884
目的を設定する際には、「できる/できない」の話はひとまず脇に置き、まずは、「~すべき」「~したい」というゼロベースの思いから出発すること。そうして目的をセットしてから、次に「どのようにそれを実現するか」と考えるのだ。新しい価値を生み出すためには、この順番を決して誤ってはいけない。
P 895
「ポジション」「時間軸」「使命」「意志」──ここまで目的を定めるための条件を揃えたところで、最後に目的そのものをアウトプットとして生み出すためにはどうすればよいか? それは、 自身が腹落ちする目的を見出すまで「何のためなのか?」を問うこと。これこそが目的設定の王道
P 944
「目的」を設定するための実践ステップ
P 947
[STEP1] 仕事の「上位目的」とその「背景」を押さえる
P 3,473
目的=未来を描き、その実現をマネジメントすること。 その代えがたい使命のために、リーダーは存在するのだ。
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仕事で成果を出すために、どうすればよいかのアプローチの考察である
どうやったら成果をあげることができるか、それはずばり、「何のためにその仕事をやっているのか」を考えること
問題は、”何を”やっているのか ではなく、”何のために”やっているのか である。
<< キモは2つ >>
、
その1:目標⇒目的⇒手段 という3層のピラミッドで考えること
その2:予測⇒認知⇒判断⇒行動⇒学習⇒予測 というサイクルをまわすこと
気になったことは、以下です。
■ 目標を常に意識の主軸におけば、仕事は成功する。そのための方法論を目的ドリブン」といっています。
■ 成果創出のつながりは、<目的⇒目標⇒手段> という三層ピラミッド構造で成り立っている
■ VUCA(ブーカ)の時代 Volatile 変動的な Uncertain 不確実な Complex 複雑な Ambiguous 曖昧な 時代
■ 過去起点のバックミラー思考から離れ、未来起点のバックキャスト思考にシフトする
■ 目的という英語 ①Purpose より大きな価値を実現している将来の状態 ②Objective 意図をもって狙いとするもの ③Goal 到達点
■ 目的は究極のレバレッジ・ポイント ①問題の絞り込み ②優先順位の判断 ③アクションの実行 ④組織やチームを動かす
■ 3層のピラミッド構造
①Why なしとげるべき 目的
②What 目標を成し遂げるために達成が必要な 目標
③How 目標の達成に必要な 手段
■ 目的を達成しようとする2つの力の源泉 ①~をすべきという「使命」 ②~をしたいという「意思」
■ 目標が妥当であるかを考察する SMARTの原則
① Specific 具体的であるか
② Measurable 計測可能か
③ Aahievable 達成可能か
④ Relevant 目的と整合しているか
⑤ Time-bound 期限が明確か
■ 手段:仕事の成果をだすための基本動作 予測⇒認知⇒判断⇒行動⇒学習⇒予測
このサイクルを型という
■ 型を体得し、自らの「技」とするための5段階
① そもそも知らない
② 知っているが、おもうようにできない
③ 意識すればできる
④ 無意識にできる
⑤ 教えられる
目次は次の通りです
はじめに 何のためにをめぐる物語
第1章 まず「目的」から始めよ
第2章 「目的」をどう設定するか
第3章 目的から「目標」への落とし方、そして実行へ
第4章 成果創出の「手段」とあらゆる仕事に通底する「5つの基本動作」
第5章 <認知> 最小の労力で最大の成果を出す「問題の見極め方」
第6章 <判断> 最良の結論に最速でたどりつく「判断の方法」
第7章 <行動> 無駄な動きなく最高の成果を得る「アクションの導き方」
第8章 <予測> 未来の問題を先読みし先手を打つ「リスク予測法」
第9章 <学習> 既知から未知を知る「学びのレバレッジ法」
終章 新たな始まりに向かうための思考<問い>の地図
おわりに 僕らは何のためにあるのか
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勉強になった。
仕事の中で問題が発生した際にその場凌ぎでやっていた考え方がやもちろんやったことない考え方含め、問題や課題に向けてどう対処していくかが体系的に、かつ理路整然と整理されていて、理解しやすかった。
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よくまとまっている。入門書の部類。何のためにこと仕事をしているかから入るアプローチは適切。リーダーを任された時に読むとよさそう。
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・Kindleにて
・ビジネスにおいて目的なきタスクは意味がない
→裏を返すと目的を捉えて行動することが大事
・OKRの考えとリンクすることが多い
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「バックミラー思考」から「バックキャスト思考」へ
「バックキャスト思考」=望む未来像から現在に立ち返り、その実現に必要な手段を見つけること
目的を突き止めるには「もし、その仕事がなくなったらどうなるか?」という裏からのアプローチも大事
目標設定を5つの視点で確認する
①具体的であるか
②測定可能か
③達成可能か
④目的と整合してるか
⑤期限が明確か
仕事の成果を出すための基本動作
①認知=解くべき問題を発見する「イシューの見極め」
②判断=複数の選択肢の仮説立案、判断軸の設定
③行動
④予測
⑤学習
「問題」とは「現状」と「目標」のギャップ
「何が問題なのか?」は問題設定にはよくない。
問うべきなのは「我々は何を目指しているのか?」
「目指す先と現状のギャップは何か?」をとうこと
「方針・実行・成果」を俯瞰的に見るコーザリティチェーン(因果連鎖)を作るとわかりやすい
最上位の「成果」層には「定性的・定量的成果」が置かれる。イコール「顧客への価値提供」
第二の「実行」層は、「誰が(人材)、何を(業務、制度)、どのように行なっているか(IT・ツール)」という実行のあり方を包括的に捉えている
第三の「方針」層は「何のためにそう動くのか」、「どういった方向性で動くのか」の方向づけ
リーダーは判断をし、その判断を伝えることが大事
判断とは「すること」と「しないこと」を分かつこと
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目的-目標-手段で考えるフレームワークと
それを実現するための5つの基本動作
⇒予測、認知、判断、行動、学習
これらが一つ一つ方法論まで具体的に書かれていて分かりやすかった。論理的に問題を解決する方法がインプットできた。
また、個人的に新しい示唆だったのは5つの基本動作の中での「学習」である。
未知の領域に対して、既存の情報を活用するアナロジーの考え方が、普段の業務にも使えるなと勉強になった。
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目的をつねに意識の主軸に置けば、仕事は成功する。
何に ではなく、何のために から始める。
成果創出のつながりは
[目的-目標-手段]
という三層ピラミッド構造によって成り立っている。
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リーダーがいかにして目標を達成させられるような職場をつくるかについて書いてある、why > what,>howの順で大切、知誠の転用逆算する思考.
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書いてある事自体はどこかで聞いたことあることばかりだが、ある意味包括的に書かれていて「これ一冊あればいいか」と思える内容。
サッと流し読みして構成は分かったので、必要になったタイミングでTips集として使いたい
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オーディブル
目的を起点に目標を設定したり手段を考案したりするということ。手段を5つの工程に分けたあたりから、??となって聴くのをやめてしまった
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まず最初に目的を設定するというのは、大いに共感した。
何事も打ち手から、考えるいわゆる”how思考”で物事を考える人が多いが、最初に目的を設定しておかないと、全く真逆の方向に進んでいるということは多々ある。
戦略と戦術の話とよく似ていて、戦略の良し悪し、戦術の良し悪しでセグメント分けした4パターンの場合、一番最悪なのが、戦略が悪くて、戦術がいいパターン、なせなら、戦略が悪くて(方向性が違う)、戦術がいいと間違った方向に大きく早く進んでしまうため(戦術はいいから)
まずは、何が課題なのか、そして、それを設定した上でどう進んでいくのか(もはや割合は8:2くらいでいいのでは)を考える必要がある。
goal,object,purpose,この3つが目的という意味を持つがそれぞれの単語の成り立ちから考えて、目的を設定することも重要(方向性、熱意や意義など)