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紙の本
僕の妹は漢字が読める 3 (HJ文庫)
著者 かじい たかし (著)
妹たちとともに、萌えに溢れた23世紀の日本に戻ってきたギン。作家デビューを目指し、今日も超実験的な小説の執筆に励むギンのもとに、今度はギンの「実妹」と名乗る謎の人物からメ...
僕の妹は漢字が読める 3 (HJ文庫)
僕の妹は漢字が読める3
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商品説明
妹たちとともに、萌えに溢れた23世紀の日本に戻ってきたギン。作家デビューを目指し、今日も超実験的な小説の執筆に励むギンのもとに、今度はギンの「実妹」と名乗る謎の人物からメールが届く。どうやらその「実妹」は、ギンの出生の秘密を知っているらしいのだが…。いま、ギンを巡って義妹クロハと実妹の「真のいもうと対決」の幕が上がる。【「BOOK」データベースの商品解説】
妹たちとともに、萌えに溢れた23世紀の日本に戻ってきたギン。ある日、ギンのもとに、ギンの「実妹」と名乗る謎の人物からメールが届く。どうやらその「実妹」は、ギンの出生の秘密を知っているらしいのだが…。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
実妹と義妹
2015/09/10 15:59
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
23世紀に再び正統派文学を取り戻したイモセ・ギンたちだったが、全てが元通りになった訳ではなかった。旧来の日本文化を残す、ぶんかとっくという場所がアリアケに出来ていたのだ。そしてそこから、ギンの本当の妹だと名乗るマコト・アマネコがやってくる。彼女はギンの書く小説に、未来の日本語の形を見いだしたというのだ。
ギンの義理の妹であるイモセ・クロハは、アマネコの登場に焦り、彼女が兄の小説を出版させると言うに至って、深い後悔に苛まれる。自分の気持ちを押し殺し、結局、兄に何もしてこなかったことに気づいてしまったのだ。そしてギンも、翻訳家としてデビューするクロハの負担にならないよう、アマネコの誘いに乗ってしまう。
しかしそこで、もう一人の義妹であるイモセ・ミルが、正統派文学の大御所オオダイラ・ガイを操り、クロハとアマネコの一騎打ちの舞台を作り上げる。
前巻のタイムトラベルのネタを伏線として引きずりつつ、今回は実妹と義妹の兄を巡る戦いが描かれる。そしてギンの出生の秘密、2.5次元生まれという事実も明かされ、23世紀の未来日本に吹き荒れる混沌の嵐を感じずにはいられない。