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商品説明
「殺した記憶はない」母子殺害事件の容疑者・内尾は言った。裁判のあり方をめぐって司法と検察に真っ向から異を唱えたことで、弁護士の「私」は懲戒処分を受ける。復帰して間もなく、事件で妻子を奪われた寅田が私の前に現れた。私は再び、違和感を抱えていた事件に挑むことに。その矢先、心神喪失として強制入院させられていた内尾が失踪。さらに周囲で不可解な殺人が起こり…。『このミステリーがすごい!』大賞第10回大賞受賞作。【「BOOK」データベースの商品解説】
【『このミステリーがすごい!』大賞(第10回)】離婚調査を依頼する美女、不可思議な殺害現場と医療ミス…。裁判のあり方をめぐって司法と検察に異を唱えたことで、懲戒処分を受けた弁護士の「私」が復帰後に直面する事件の数々。闇に葬られたその真相に弁護士探偵が迫る。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
法坂 一広
- 略歴
- 〈法坂一広〉1973年福岡県生まれ。京都大学法学部卒業。在学中に司法試験に合格。福岡県で弁護士として活動。
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紙の本
ジャズとスコッチを愛するアウトロー弁護士の物語
2012/01/27 22:05
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:平祐 - この投稿者のレビュー一覧を見る
第10回『このミス』大賞受賞作ということで購入したのですが、
まず、正直なところ主人公が頻繁に(とても頻繁に)冗談を言うんですが・・・全編を通して「またか・・・」という鬱陶しさがあります。
作風としては古典ハードボイルド+コメディ要素÷2・・・どうにも中途半端で消化不良でした。
さて、ここまで読んだ方は私に弁護士探偵物語が好きではないんだろうな・・・と思われるでしょうが、決して嫌いではないんです。
確かに鬱陶しいキャラクターと、中途半端なスタンス・・・なによりもフォアローゼスというバーボンについての不見識さについては耐えがたいところもありましたが、読み終わってみれば意外や意外わりと面白かったかもしれないなどと思ってしまいました。
なぜ最初は耐え難かった物語が読後面白くなったかを少々考察してみましたが、何度考えても分かりません。それでも敢えて説明するならば「慣れ」でしょうか・・・あまりの鬱陶しさや中途半端さに慣れてくると独特の旨みが分かるようになってくる。そんな作品です。