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商品説明
古代インドの宇宙観から、宇宙をめぐる宗教裁判、相対性理論、最新・ブレーン宇宙論まで、ワクワクする、眠れなくなるような宇宙のはなしを紹介します。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
佐藤 勝彦
- 略歴
- 〈佐藤勝彦〉1945年香川県生まれ。京都大学大学院理学研究科修了。東京大学大学院理学系研究科教授。専門は宇宙論・宇宙物理学。紫綬褒章受章。著書に「宇宙はわれわれの宇宙だけではなかった」など。
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書店員レビュー
一人暮らしを始めてか...
ジュンク堂大宮高島屋店さん
一人暮らしを始めてからむしょうに眠れない夜があります。
そんな夜はこの一冊。
まず第一夜を読んでみて下さい。
宇宙という想像を超えた空間の一端に触れ、
著者の「おやすみなさい」という言葉に「おやすみなさい」と返事をして、
本を閉じます。
目を瞑ると、自分は宇宙の只中に漂っています。
題名に偽りあり。眠れないなんてとんでもないです。
古代のロマンや宇宙の始まりの中で
ふわふわと心地よい眠りに落ちることができます。
お試し下さい。
大宮ロフト店 理工書担当
紙の本
空気が澄んだ冬の星空を想いながら読む一冊
2010/02/10 18:05
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:YO-SHI - この投稿者のレビュー一覧を見る
昨年は条件が良いらしく10月にオリオン座、11月にしし座、12月にふたご座と、何度も流星群が観測できる当たり年だったそうだ。そのため、星空を見上げることが多かった。残念なことに流れ星には出会えなかったけれど、冬は空気が澄んでいて、オリオン座という分かりやすい星座が長く南の空にあるので、何気なく星空を見上げる回数も多い。
その星空を見上げて思索を巡らせた、神話から古代・中世の哲学者や天文学者、そして現代の物理学者らの様々な人々のことを、ソフトな口調で丁寧に紹介した本が本書だ。取り上げられるテーマは、古代インドの巨大なヘビとカメの上に乗った宇宙観から、プラトン・アリストテレスを経て、相対性理論や最新の「十次元空間に浮かぶ膜宇宙」論まで、多彩で幅広い。
著者は東京大学の教授で宇宙物理学者、本書後半にある最新の宇宙論の研究者で言わば最先端を走る方だ。前半の神話や哲学者らの話は専門外かと思うが、想像するに著者の中では、神話も宇宙物理学も違和感も断絶も無く、一枚の織物のようにつながっているようだ。読んでいる方の頭にもスッと入ってくる。
「世界を知りたいという思いは、自分が何者なのかを知りたいという思いと同じ」という言葉が本書にある。「夜」が無ければ宇宙のことは分からなかった、おそらく考えられもしなかったに違いない。また日中は忙しくて、思索の時間には向いていない。だから、宇宙に思いを馳せるのも自分を見つめるもの夜に限る。
そこで、ということなのだろう。本書は眠る前の一時の語りの形で、第一夜から第七夜までの七つの章で成っている。各章は「それでは、今晩はこの辺りで。おやすみなさい。」で終わる。その趣向に乗って、眠る前の20分を本書に充ててみてはいかがだろう?
紙の本
ロマンティックなものかと・・・
2012/02/08 20:52
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:めんそーる - この投稿者のレビュー一覧を見る
宇宙に少し興味があったので入門書として読んでみました。タイトルと表紙が優しいので初心者でも楽しく読めるかと思ったのですが、そうでもなかったです。
難しくはないのですが私には夢のある楽しい話に感じられず、未知の世界である宇宙のワクワクした内容を期待していた分がっかりでした。私には都市伝説本など大げさな内容のほうが向いているかもしれないですね。
文型の宇宙初心者には眠たくなる宇宙のはなしでしたが、宇宙にある程度の知識と興味がある方で探究心をお持ちでしたら楽しく読めると思います。