「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。
このセットに含まれる商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
商品説明
即席麵の収集家がそのコレクションを公開。1は、1982年〜2000年までに食べた国産カップラーメン1046アイテムを収録。しょうゆ・しお・みそ・とんこつなどのジャンル別に、パッケージ写真と商品特徴を紹介する。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
山本 利夫
- 略歴
- 〈山本利夫〉1960年東京都生まれ。東京農工大学卒。企業で製品の設計に従事。Webサイトでの情報公開の他、YouTubeを利用して即席ラーメンの調理動画を投稿中。
あわせて読みたい本
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
この著者・アーティストの他の商品
前へ戻る
- 対象はありません
次に進む
紙の本
偉大なる労力の無駄遣い?
2010/08/31 22:14
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:7ひきのこぶた - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者が2000年までに、自身で食したカップ麺1046種を、食後、残しておいた「蓋」の写真で紹介した“だけ”の本。2000年までだから、中には、というより、今では、生産終了したものがほとんどだろう。つまり、「こんな麺があったよ」といわれても、読者は「蓋」以外に、確かめようがない。
ただ、1046種の多きにわたって、蒐集している人が他にいるかと問われれば、首を傾げざるを得ない。もしかしたら、メーカーは、自社製品だけは残してあるかもしれないが、系列会社の分はどうだろう。もちろん、それより無縁な、他社製品は集めてはいまい。つまり、「(カップ麺の)百科事典」というには不完全だが、いまのところそれを凌ぐものがないのだから、とりあえずの参考記録としての「五十科事典」ぐらいか。
「九十九科」ではなく「五十科」と点数が“辛い”のは、ところどころに「no data」と食べた日時が欠けているところがあるのと、点数で表してある美味しさも、全部ではないから。当初はカップ麺の蓋の漠然とした蒐集だけで、もう少し詳しい記録を残すようになったのは、後からだったのだから、仕方がないといえるか、「サイクロペディア」と称する限り、やっぱりマイナス。
さらに、「百科事典」であるなら「索引」が不可欠なのに、それがない。登場の順番がバラバラで整理されていないと思ったら、どうやら順番は著者が食べた順のようだ。著者の、今、記している“日記(ブログ)”であるなら、食べた順でとうぜんだが、10年以上前のことであるなら、もう少し工夫がありそうなものだ。