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- カテゴリ:一般
- 発売日:2022/09/28
- 出版社: 現代企画室
- サイズ:23cm/360p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7738-2208-3
紙の本
中原佑介美術批評選集 第10巻 社会のなかの美術−拡張する展示空間
著者 中原 佑介 (著),中原佑介美術批評選集編集委員会 (編集)
文明の踏み分け道で美術は人間の友たりうるか? 現代美術の地平を切り拓いた中原佑介の美術批評選集。第10巻は、社会における美術のあり方や、2000年代の「大地の芸術祭」など...
中原佑介美術批評選集 第10巻 社会のなかの美術−拡張する展示空間
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商品説明
文明の踏み分け道で美術は人間の友たりうるか? 現代美術の地平を切り拓いた中原佑介の美術批評選集。第10巻は、社会における美術のあり方や、2000年代の「大地の芸術祭」などについて論じたテキストを収録する。【「TRC MARC」の商品解説】
[中原佑介美術批評選集第10巻]
芸術の行くすえを見つめる中原佑介。
後期旧石器時代の洞窟壁画から2000年代の「大地の芸術祭」まで、「展示」のあり方から芸術の変遷を論じ、未知の可能性を展望する中原芸術論の白眉。
2000年代になって中原が「新たな芸術の展開を示すもの」と論じた「大地の芸術祭」。中原が「大地の芸術祭」に見たものは何だったのか。1950年代までさかのぼって国際展のあり方、観客と大衆、教育と美術などを論じたテキストを概観し、都市や文明の課題と芸術の接点について、中原が積み重ねてきた思考の軌跡をたどる。
[目次]
第一章:社会のなかの美術
日宣美の問題
芸術のすすめ これぞ大画家への道
「ロバの尻尾」論
戦争と美術についての断章
タブローとパノラマ、二つの視座 市民社会と世界空間の発見
ヒトは洞窟の奥に何を見たのか
第二章:観客とコミュニケーション
絵画とコミュニケーション
絵画と大衆の接点
アメリカ版「空想の美術館」 「ライフ ・ 百万人の名画展」というダイジェスト美術
ハプニング 体験としての芸術
美術と機能のあいだ
大衆を包みこむ芸術
第三章:展覧会の時代
「展覧会の時代」とは何か?
新しいものの歴史 苦悩するアメリカ絵画
再生と方向 報告ヴェネツィア・ビエンナーレ一九七六
西の文化の現在
現代美術の位置
展示とのたたかい
第四章:都市空間と芸術
反恒久的なものを 建築と美術の関連について
ロケイションの思想
彫刻は都市に住めるか
都市の言語(パロール)劇団天井桟敷「地球空 洞説」
建築への美術家の寄与 高松次郎と多田美波の場合
第五章:地域と美術 越後妻有アートトリエンナーレ
脱都会の美術の活力
芸術の復権の予兆
「前芸術」の祭典
越後妻有 アートトリエンナーレのもたらしたもの【商品解説】
収録作品一覧
日宣美の問題 | 7−13 | |
---|---|---|
芸術のすすめ | 15−20 | |
「ロバの尻尾」論 | 21−26 |
著者紹介
中原 佑介
- 略歴
- 〈中原佑介〉1931〜2011年。兵庫県生まれ。京都大学大学院理学研究科で理論物理学を専攻。1955年美術評論募集第一席入選を機に、美術批評の道に進む。美術評論家連盟会長などを歴任。
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