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- カテゴリ:一般
- 発売日:2014/03/07
- 出版社: 現代企画室
- サイズ:19cm/417p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7738-1404-0
紙の本
メキシコ麻薬戦争 アメリカ大陸を引き裂く「犯罪者」たちの叛乱
メキシコとアメリカの歴史的な関係を背景に、近年のグローバル化と新自由主義の進展のひずみの中で急拡大した「メキシコ麻薬戦争」の内実を、綿密な調査に基づき明らかにするルポルタ...
メキシコ麻薬戦争 アメリカ大陸を引き裂く「犯罪者」たちの叛乱
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商品説明
メキシコとアメリカの歴史的な関係を背景に、近年のグローバル化と新自由主義の進展のひずみの中で急拡大した「メキシコ麻薬戦争」の内実を、綿密な調査に基づき明らかにするルポルタージュ。【「TRC MARC」の商品解説】
グローバル化社会の影にひそむ不条理な日常
米国人のあくなき需要を満たすため、米墨国境を越える末端価格300億ドルもの麻薬。幾重にも張りめぐらされた密輸人のネットワーク。警察と癒着したカルテル間の抗争とおびただしい死者。軍隊並みの装備で国家権力に対抗するパラミリタリー。麻薬王たちの豪奢な暮らし。10 代で「殺し屋」となり、たった85ドルで殺人を請け負う少年たち……
メキシコとアメリカの歴史的な関係を背景に、近年のグローバル化と新自由主義の進展のひずみの中で急拡大した「メキシコ麻薬戦争」の内実を、綿密な調査に基づき明らかにするルポルタージュ。米墨国境地帯で麻薬取引と暴力に依存して生きる「ナルコ(麻薬密輸人)」たちに密着し、犯罪者たちの生活や文化、彼らを取り巻く凄惨な暴力の実態を明らかにすると同時に、世界各地で注目されている「麻薬合法化」の議論など、問題解決に向けた方向性も指ししめす。
【商品解説】
目次
- 目次
- 第1章|ゴースト―イントロダクション
- PARTⅠ 歴史
- 第2章|ケシ―麻薬生産の黎明期
- 第3章|ヒッピー―第一次麻薬ブーム
- 第4章|カルテル―メキシコ麻薬組織の形成
- 第5章|麻薬王たち―三大カルテルの時代
- 第6章|政権移行―高まる戦争の足音
- 第7章|戦国時代―カルデロンの「麻薬戦争」
- PARTⅡ 内臓
著者紹介
ヨアン・グリロ
- 略歴
- 〈ヨアン・グリロ〉イギリス出身。『タイム』誌、CNN、AP通信、PBS News Hourなど国際メディアに、ラテンアメリカに関する報道を行ってきた。
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大麻合法化議論に繋がる、濃密なノンフィクション
2023/06/22 21:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ブラウン - この投稿者のレビュー一覧を見る
中国のアヘン戦争から始まり、いかにして今日のメキシコはギャングが幅を利かせるようになったのか? 現役の殺し屋や麻薬取締官、一般市民まで、綿密な取材から麻薬を巡る攻防が明らかにされていく。インタビューを受けた人が後日襲撃され、死亡した……など、メキシコの生々しい現実を伝える実直な筆致が冴え渡る。
私の知る限りでは、北米大陸の一部?で麻薬が合法化されているようで、今日のこのムーブメントの背景を知る上では必読書と思える。北米の合法化を指して世界の潮流と見るか? 日本でも麻薬合法化の提起を時折耳に挟むが「果たして同じ土俵で考えて良い決断なのか?」と疑問が浮かぶ。本書はその疑問に光を当てる一助になってくれるのではないだろうか。