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商品説明
戦争と東宝を巡る意外な事実の数々、戦後の黒澤が作品に込めたメッセージ、歴史のヴェールに包まれた「航空教育資料製作所」の姿…。黒澤映画に新たな視点から光を当て、戦後映画史の読み替えを迫る探究の書。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
指田 文夫
- 略歴
- 〈指田文夫〉1948年東京生まれ。早稲田大学教育学部英文科卒。大衆文化評論家。「ウォーマッド横浜」を企画。著書に「いじわる批評、これでもかっ!」がある。
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紙の本
黒澤の作風は変わったか
2016/06/26 02:10
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hiroyuki - この投稿者のレビュー一覧を見る
1910(明治43)年生まれで、徴兵されず全然兵隊経験がないというのは確かに不思議だった。それは、東宝と言う会社が、黒澤の才能を高く買い、将来の会社の財産
として軍と交渉し、守ったためというのが著者の結論である。そうかなぁとも思うし、まだ海の物とも山の物とも分らない青年に対して、そこまでやってくれるものなのかとも思う。東宝入社(1936年)後はそうとも言えるが、それ以前の20代前半の頃も検査は受けたが軍隊には引っ張られていないのだが、それは父親の関係かと示唆されているが...?これはもう、著者も言っているように永遠の謎である。
しかし、もし軍隊経験をしていたら黒澤の作風は変わったのか、歴史にifはないが、それを思うと興趣は尽きない。