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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2001.1
  • 出版社: 現代企画室
  • サイズ:22cm/314p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-7738-0017-8

紙の本

アルコールと作家たち

著者 ドナルド.W.グッドウィン (著),小山 昭夫 (訳)

なぜ作家たちは駆り立てられるようにして酒を飲むのか−。ポー、フィッツジェラルド、ヘミングウェイ、スタインベック…。ロストジェネレーションの作家たちに蔓延したアルコール中毒...

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アルコールと作家たち

税込 2,750 25pt

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商品説明

なぜ作家たちは駆り立てられるようにして酒を飲むのか−。ポー、フィッツジェラルド、ヘミングウェイ、スタインベック…。ロストジェネレーションの作家たちに蔓延したアルコール中毒を、病跡学的に追求する。【「TRC MARC」の商品解説】

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紙の本

なぜ、アメリカ作家にはアルコール中毒や依存症の人たちが多いのだろう。

2001/03/06 18:17

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:今村楯夫 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「20世紀のアメリカでアルコール中毒でない作家を探すこと」は難しい、と著者、グッドウィン医師は言う。『アルコールと作家たち』はアメリカ作家にはアルコール中毒者が極めて多いことに着眼した、ひとりの文学好きの医者によって書かれ、若いときからロスト・ジェネレーションの作家に傾倒し、一方、アルコール中毒症の治癒に長く関わってきたひとりの日本人医師によって翻訳された著書である。

 中心は20世紀のアメリカの代表的な作家、フィッツジェラルド、ヘミングウェイ、フォークナー、スタインベック、劇作家オニール、ラウリー。加えてフランスのジョルジュ・シムノン。唯一、19世紀の作家にポーが登場する。
 著者はひとつの仮説から本書を書きすすめる。それは20世紀前半に「アルコール中毒」と呼ばれる病気に異常なほどに「感染しやすかった」著名作家たちが多くいた、というものである。「アルコール中毒は伝染病か」というテーマが主題となって、それぞれの作家と酒の関係を解き明かしながら、その原因を探るという、なんとも挑戦的な本である。

 「伝染病」という言葉に恐ろしさが潜むが、原語はメepidemicモという言葉であることは訳者によって後に明らかにされるが、もともとの意味は「(伝染病などの)流行」を意味する言葉である。したがって、原義を忠実にとらえれば、「アルコール中毒や依存症は時代の中で流行性をもっているか」というような意味あいである。

 「ホメロス時代には盲目、バイロンの時代には近親相姦、世紀末には同性愛、そして20世紀のアメリカでは酩酊」がそれぞれの時代に作り上げられた作家のカリスマ性を秘めた人間的な「欠陥」だ、と著者はレスリー・フィードラーの言葉を引用する。酩酊している作家に「大作家」のイメージがあった、ということである。「酒」は作家が単に「悲劇的で孤独で破滅の運命」に囚われ、自らを癒すために耽溺する「ドラッグ」に過ぎないのではなく、それが超世俗的に映っていたのだろう。

 20年代に活躍し、まさに禁酒法のまっただ中にありながら、その法律がなんの規制にもならずにアルコール文化を楽しんだフィッツジェラルド、ヘミングウェイ、フォークナーたち、続く大恐慌の後の不況の30年代を生きたスタインベック、ひとりひとりの作家と酒との関わりを伝記的に鳥瞰するダイナミックな視点も面白い。しかしこの書がとりわけユニークで説得力があるのは第9章「ある伝染病に関する覚書き」に展開する医学的な分析と解釈であろう。20世紀のアメリカ社会が都市化と近代化に向かう中で大きく変容し、そこから生じた緊張感、孤独感、疎外感と「酒」の関係が解かれるとき、それは単に作家に限らず、もっと普遍的な人びとの問題であることが明らかになる。 (bk1ブックナビゲーター:今村楯夫/東京女子大学教授 2001.03.07)

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