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- カテゴリ:研究者
- 発売日:2022/03/15
- 出版社: 晃洋書房
- サイズ:22cm/167,5p
- 利用対象:研究者
- ISBN:978-4-7710-3616-1
- 国内送料無料
紙の本
ロンドンにおける戦死者追悼と市民 「民衆の巡礼」と「市民的愛国心」
著者 吉田 正広 (著)
ロンドン・シティには、第一次世界大戦に関係する戦争記念碑が多数存在する。その設立過程と追悼式典の様子から、これまでの「記憶」と「ナショナリズム」の議論にとどまらない人々の...
ロンドンにおける戦死者追悼と市民 「民衆の巡礼」と「市民的愛国心」
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商品説明
ロンドン・シティには、第一次世界大戦に関係する戦争記念碑が多数存在する。その設立過程と追悼式典の様子から、これまでの「記憶」と「ナショナリズム」の議論にとどまらない人々の心性に迫る。【「TRC MARC」の商品解説】
戦争記念碑は、遺族にとっての「悲しみの場」であり、国民国家への犠牲を求める「顕彰の場」でもある。一方でロンドン・シティにおける戦争記念碑の設立や追悼式典には、世界の金融市場としての地域コミュニティのアイデンティティが深く関わっている。
本書は、戦争記念碑の研究をこれまでの国民国家とナショナリズムを中心としたものだけでなく、地域社会のアイデンティティなど幅広い研究動向のなかに位置づけ、重層的なナショナリズムの問題として捉え直している。人々の心性にも迫ることで「戦死者追悼の社会史」を目指し、あらたな意味を問う。【商品解説】
目次
- 序章 「顕彰の場」か「悲しみの場」か
- はじめに
- 1 国民の記憶、帝国の記憶
- 2 ジェイ・ウィンターの悲しみの文化史
- 3 本書の課題と構成
- 第1章 ホワイトホール・セノタフ
- はじめに
- 1 ロンドン戦勝パレードと「仮のセノタフ」
- 2 第一回休戦記念日と「二分間の沈黙」
- 3 「恒久的セノタフ」の建設と除幕式の準備
著者紹介
吉田 正広
- 略歴
- 〈吉田正広〉1956年横浜生まれ。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。愛媛大学法文学部教授。
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