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商品説明
極限状態で人はどうやって用を足したのか。日本陸軍の衛生状態と衛生思想を踏まえつつ、陸軍の便所を徹底研究。首都東京をメインとした明治・大正・昭和の便所事情と衛生状況の変化も解説する。写真や図表も多数掲載。【「TRC MARC」の商品解説】
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紙の本
公衆衛生制度としての厠
2019/02/08 20:14
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:能登 - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本陸軍の生活文化史の泰斗と言える著者の新刊
通常であれば、往事の生活史、四方山話的な解説に終始するテーマであるが、著者はこれを同時期(明治中期~昭和初期)における大衆生活の一環かつ公衆衛生のステップアップできる具体例という方向性でとらえた比類無い著作である。
軍の設備というものは、その目的(戦闘訓練)に特化するものと捉えがちだが、ここでは健康対策、体力向上に繋がる公衆衛生、伝染病・疾病対策の切り口から時系列的に俯瞰しており、当時の公衆衛生行政の最先端という意味でも参考になる一冊である。