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- カテゴリ:研究者
- 発売日:2022/02/04
- 出版社: 慶應義塾大学出版会
- サイズ:22cm/347p
- 利用対象:研究者
- ISBN:978-4-7664-2796-7
- 国内送料無料
紙の本
ドイツ憲法の道程
著者 ライナー・ヴァール (著),小山 剛 (監訳),石塚 壮太郎 (監訳)
ドイツ憲法はどのような道筋で発展してきたのか。何が今日の発展へと導いたのか。基本法の基本法たる所以は何か。憲法裁判権、基本権解釈、公法の発展の文脈に切り込んだ至高の論文集...
ドイツ憲法の道程
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商品説明
ドイツ憲法はどのような道筋で発展してきたのか。何が今日の発展へと導いたのか。基本法の基本法たる所以は何か。憲法裁判権、基本権解釈、公法の発展の文脈に切り込んだ至高の論文集。【「TRC MARC」の商品解説】
▼基本法の基本たる所以は何か?
▼隆盛期を迎えたドイツ憲法学の重要基本問題を読み解く研究書。
▼その発展の変遷と根本原理・原則を解明する。
前書『憲法の優位』では収録できなかったヴァール教授の基本権解釈論を含めて,前書とは別の観点から,教授の著作を精選して収集。
本書の縦軸となるのは,ドイツ基本法(Grundgesetz)という憲法がたどった「発展の道(Entwicklungspfad)」である。
憲法典は制定当初は様々な発展の可能性に開かれているが,憲法を実現する制度の充実度やそれを担保する機関の力の強さ,ひいては国民意識といった法外的要因により,徐々にその可能性が縮減され,現在の憲法の姿へと形づくられる。
基本法は,規範性と実効性の高い憲法として知られるが,それがどのようにしてその地位を獲得したのかについては,ドイツ憲法研究が盛んな日本においても意外と知られていない。
現在の基本法は一日にして成るものではなかった。その過程にはさまざまな困難があり,広く妥当する強い基本法のための判例法の展開があった。本書を読むと,「強い」憲法を育てるための特効薬はなく,法制度はもちろん,各アクターの憲法への意思と取り組みが重要であることが分かるだろう。
その道のりには,日本で憲法裁判権を有する裁判所やその裁判官,政治を担う政治家,主権を持つ市民,憲法政治を監視するメディア,憲法解釈を論じる研究者に是非知っていてほしい出来事や理論が詰め込まれている。【商品解説】
目次
- Ⅰ 序論
- 第1章 立憲国家の諸要素
- 第2章 公法の二つの段階
- Ⅱ ドイツにおける憲法裁判権の発展
- 第1章 偉大な判決
- 第2章 創設期の連邦憲法裁判所
- Ⅲ ドイツにおける基本権解釈の発展
- 第1章 国際比較の中の基本権の客観法的次元
- 第2章 比例原則
- Ⅳ ドイツ公法の発展の道
著者紹介
ライナー・ヴァール
- 略歴
- 〈ライナー・ヴァール〉1941年生まれ。ハイデルベルク大学より法学博士号、ビーレフェルト大学より教授資格を授与される。フライブルク大学教授等を経て、日独憲法学シンポジウムをドイツ側代表者として主催。
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