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秘密の戦争 共産主義と東欧の20世紀
第一次世界大戦によってヨーロッパの旧秩序が崩壊し、スターリンとヒトラーが台頭する戦間期の東欧。民族主義と共産主義に抗いつづけたヘンリク・ユゼフスキの数奇な生涯を通して、2...
秘密の戦争 共産主義と東欧の20世紀
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商品説明
第一次世界大戦によってヨーロッパの旧秩序が崩壊し、スターリンとヒトラーが台頭する戦間期の東欧。民族主義と共産主義に抗いつづけたヘンリク・ユゼフスキの数奇な生涯を通して、20世紀東欧史の最深部を描き出す。【「TRC MARC」の商品解説】
▼ソ連なき東欧を夢見て
第一次世界大戦によってヨーロッパの旧秩序が崩壊し、
スターリンとヒトラーが台頭する戦間期の東欧。
二強国の思惑に蹂躙されたポーランドで共産主義と民族主義に抗い、
秘かな戦いをくり広げた一人の男の数奇な生涯を通して
20世紀東欧史の最深部を描き出すティモシー・スナイダーの出世作。
ある時はモダニズムの画家、ある時はポーランド政府の高官、そして
スパイにして反ボリシェヴィキの闘士でもあったヘンリク・ユゼフスキ――。
第一次世界大戦によってヨーロッパの旧秩序が崩壊し、
スターリンとヒトラーが台頭する戦間期の東欧は、動乱の時代を迎えた。
ポーランドの東方政策の野望、ウクライナの国家建設の欲望、
そしてスターリンのソ連、それぞれの思惑が交錯する境界地帯で、
共産主義と民族主義に抗いつづけたヘンリク・ユゼフスキの数奇な生涯を通して
20世紀東欧史の最深部を描き出すティモシー・スナイダーの出世作。【商品解説】
目次
- プロローグ 尋問
- 隠滅
- 史料
- 環境
- 本書の構成
- はじめに キュビスムと密謀
- ポーランド軍事組織(POW)
- キエフ進軍
- 冬の行軍
著者紹介
ティモシー・スナイダー
- 略歴
- 〈ティモシー・スナイダー〉1969年オハイオ州生まれ。オクスフォード大学でPh.D.を取得。イェール大学歴史学部教授。専攻は中東欧史、ホロコースト史、近代ナショナリズム研究。著書に「アメリカの病」など。
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複雑で錯綜した東欧とロシアの近現代史を活写
2022/03/22 21:26
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Takeshita - この投稿者のレビュー一覧を見る
著書の書いた「ブラッドランド」は以前読んだが、戦闘とホロコーストの余りの悲惨さに東欧は文字通り「ブラッドランド」だったのだ痛感したことがある。本書はポーランドのウクライナ国境に近い県(現在はウクライナ領)の県知事を10年務めたユゼフスキと言う政治家がポーランド人、ウクライナ人、ユダヤ人等の民族間融和を図り且つ反共の政策を貫いたが、ナチスドイツとソ連との戦争、戦後のポーランドの共産国化の下でも頑として信念を曲げず1981年に88才で亡くなるまでの生涯を追っている。彼の亡くなった1年後「連帯」が産声をあげた。現在のウクライナ戦争の淵源をなす東欧とロシアの複雑な歴史、錯綜した民族感情、ウクライナの大飢饉の惨状などが良く描かれており大変勉強になる。著書は東欧の11カ国の言語史料を読みこなすと言う。日本の近現代史の研究者も日本語史料だけどなく、数カ国語の史料を読み解いてこうした骨太の歴史書を書いて貰いたいものだ。