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紙の本
時を漂う感染症 国際法とグローバル・イシューの系譜
著者 新垣 修 (著)
ペスト、コレラ、天然痘、SARS…。国際社会において感染症と国際法はどのように交わり、変化し、継承されたのか。感染症と国際法の関係の系譜を辿り、その変化の様相を背景にあっ...
時を漂う感染症 国際法とグローバル・イシューの系譜
時を漂う感染症
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商品説明
ペスト、コレラ、天然痘、SARS…。国際社会において感染症と国際法はどのように交わり、変化し、継承されたのか。感染症と国際法の関係の系譜を辿り、その変化の様相を背景にあった諸要因にも意識を向けながら可視化する。【「TRC MARC」の商品解説】
▼疫病と世界の変容をめぐる170年を描く。
▼感染症への国際的対応を読み解くキーワード、それは「国際法」の歴史にあった。
▼ペスト、コレラ、天然痘、エイズ、SARS、新型コロナウイルス…。国際社会において、感染症と国際法がどのように交わり、変化し、次の世代に継承されていったのか。「国際法」というレンズを通して描きながら、現在世界が直面する問題に切り込む意欲作。
「ウイルスや細菌などの病原体は人体に侵入して寄生・増殖し、やがて症状を引き起こす。それが、感染症という病である。結核菌や麻しんウイルスといった感染症の病原体は、飛沫核(飛沫から水分が蒸発した小さな粒子)となっても感染性を失わず、空間を漂って移動する。ただし、感染症が漂うのは空間だけではない。コレラ、ペスト、HIV/エイズ、重症急性呼吸器症候群(SARS: Severe Acute Respiratory Syndrome)、エボラ出血熱、新型インフルエンザ、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)。入れ替わり立ち替わり登場し、あるいはその姿を変えながら再登場する感染症が、悠久の時の流れから消えたことはない。時間軸という名の気流に乗り、過去から現在、未来へと間断なく移り動く様は、さながら、「時を漂う感染症」である。」(本書「はじめに」から)【商品解説】
目次
- 第1編 1851年−1940年代中頃
- 第1章 1851年−1890年代−国際衛生会議と国際衛生条約
- 第2章 1900年代−1910年代−東方の脅威からの防衛
- 第3章 1920年代−欧州から世界へ
- 第4章 1930年代−海陸から空へ
- 第5章 1940年代中頃−第二次世界大戦
- 第2編 1940年代後半−1970年代
- 第6章 1940年代後半−WHOの誕生
- 第7章 1950年代−国際衛生規則
- 第8章 1960年代−1970年代−国際保健規則
著者紹介
新垣 修
- 略歴
- 〈新垣修〉沖縄出身。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)法務官補、関西外国語大学外国語学部などを経て、国際基督教大学(ICU)教養学部教授。
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