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- カテゴリ:一般
- 発売日:2020/07/14
- 出版社: 慶應義塾大学出版会
- サイズ:20cm/254p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7664-2685-4
紙の本
黒い雨に撃たれて 二つの祖国を生きた日系人家族の物語 上
著者 パメラ・ロトナー・サカモト (著),池田 年穂 (訳),西川 美樹 (訳)
ワシントン州シアトルで、広島出身の両親のあいだに生まれたハリーは、父の死後、広島に移住するが、日本に馴染めず、1938年に帰米。ところが、アジア太平洋戦争勃発に伴い、強制...
黒い雨に撃たれて 二つの祖国を生きた日系人家族の物語 上
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商品説明
ワシントン州シアトルで、広島出身の両親のあいだに生まれたハリーは、父の死後、広島に移住するが、日本に馴染めず、1938年に帰米。ところが、アジア太平洋戦争勃発に伴い、強制収容所に収監され…。【「TRC MARC」の商品解説】
▼二つの祖国を漂う
米国陸軍大佐、ハリー・フクハラ。
彼とその家族が辿った波乱の生涯を中心に、日米開戦によって二つの祖国のあいだで
身を引き裂かれた日系人の生を描く歴史絵巻。【商品解説】
目次
- はじめに
- プロローグ 衝撃波
- Ⅰ アメリカに生まれ、二つの文化で育つ
- 1 オーバーンの故郷にて
- 2 ヒロシマでの束の間の滞在
- 3 受難の始まり
- 4 大恐慌
- 5 象牙色の骨と鉛色の灰
著者紹介
パメラ・ロトナー・サカモト
- 略歴
- 〈パメラ・ロトナー・サカモト〉1962年ノースカロライナ州生まれ。米国ホロコースト記念博物館における日本関係のプロジェクトで専門コンサルタントを務める。ハワイの私立校プナホウ・スクールの社会科の責任者。
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家族愛の感動的なノンフィクション
2020/09/29 20:05
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Takeshita - この投稿者のレビュー一覧を見る
実に面白いノンフィクションだ。主人公のハリー、フクハラは数年前に亡くなった実在の人物で、山崎豊子の「二つの祖国」のモデルの一人にもなった人だが、山崎の小説が過剰な虚構と誇張された文体であるのに比し、事実を淡々と記すこの作品の方がはるか感動的である。特に戦後直ぐ上陸したハリーが原爆投下された広島の実家を訪ねて奇跡的に生き延びた母親に再会する場面は、実話だけに感動的である。過酷な戦争の時代を生きた親子、兄弟の家族愛に溢れた感動のノンフィクションで一読の価値がある。