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- カテゴリ:一般
- 発売日:2019/04/05
- 出版社: 慶應義塾大学教養研究センター
- サイズ:19cm/114p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7664-2599-4
紙の本
『修身論』の「天」 阿部泰蔵の翻訳に隠された真相 (慶應義塾大学教養研究センター選書)
明治期、米国の経済学者ウェーランドの著書「道徳科学要論」を原本に、阿部泰蔵が翻訳した「修身論」。倫理理論と共に近代社会制度を論じたこの書を、阿部はいかに訳したのか。明治日...
『修身論』の「天」 阿部泰蔵の翻訳に隠された真相 (慶應義塾大学教養研究センター選書)
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商品説明
明治期、米国の経済学者ウェーランドの著書「道徳科学要論」を原本に、阿部泰蔵が翻訳した「修身論」。倫理理論と共に近代社会制度を論じたこの書を、阿部はいかに訳したのか。明治日本の教育史と翻訳史の一端を明らかにする。【「TRC MARC」の商品解説】
▼明治期の翻訳教科書から、教育の歴史をひも解く。
明治期、近代的知識の導入にあたり、先進国の教科書が多数翻訳された。その一つ『修身論』は、ウェーランド著『道徳科学要論』を原本とし、道徳や聖書に関する倫理理論と共に、基本的人権・自由主義・平等主義に基づく近代社会制度を論じた。訳者の阿部はこれら近代的倫理観をいかに訳したのか。明治教育史の一端を明らかにする。【商品解説】
明治期、近代的知識の導入にあたり、先進国の教科書が多数翻訳された。その一つ『修身論』は、ウェーランド著『道徳科学要論』を原本とし、道徳や聖書に関する倫理理論と共に、基本的人権・自由主義・平等主義に基づく近代社会制度を論じた。訳者の阿部はこれら近代的倫理観をいかに訳したのか。明治教育史の一端を明らかにする。【本の内容】
目次
- はじめに
- 第1章 近世から近代へ――「文明開化」と「学制」の夢
- 1.国家の近代化:「智識を世界に求める」
- 2. 教育の近代化:「必ず邑に不学の戸なく家に不学の人なし」
- 第2章 アメリカから日本へ――ウェーランドと福澤諭吉の出会い
- 1.ウェーランドと『道徳科学要論』:新世紀のための思想
- 2.福澤諭吉と『道徳科学要論』:原書の影響、訳書の普及
著者紹介
アルベルト・ミヤン マルティン
- 略歴
- 慶應義塾大学経済学部専任講師。
1982年にミヤン家とマルティン家の間に生まれ、スペイン・マヨルカ島出身。バルセロナ自治大学翻訳通訳学部卒業。上智大学比較文化学部に一年留学。日本政府JETプログラムの国際交流員として山口県立大学に一年勤務後、大阪大学大学院言語文化研究科で博士号を取得。博士(大阪大学、日本語・日本文化、2011年)。
同志社大学グローバル地域文化学部助教を経て現職。福澤研究センター所員。専門分野は日本研究(幕末維新・教育思想史)、翻訳学(翻訳論・翻訳史研究)、スペイン語学(歴史言語学・記述文法)。
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