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商品説明
カントの法哲学は「批判的」か。新カント学派によって構想された批判的法哲学ないし純粋法学ではなく、カント自身の「批判的法哲学」を解明し、その現代的意義を構築する。【「TRC MARC」の商品解説】
カントの法哲学は「批判的」か。
カントの最晩年の著作である『法論』、すなわち『法論の形而上学的基礎論』は、従来カント哲学研究によって『純粋理性批判』や『実践理性批判』において樹立された超越論的哲学ないし批判哲学とは矛盾するもの、またカントの老衰の作であると否定的に評価されていた。
しかし、果してそれは真に正しい評価なのか?
最新のドイツ・カント哲学研究を精査し無窮の問いに挑む。カントの『法論』、法哲学の現代的意義を解明する大作が遂に刊行。
本書での課題はカントの批判的法哲学の解明である。
カント法哲学は、その体系的位置づけに関して言えば、従来カント哲学研究によって『純粋理性批判』や『実践理性批判』において樹立された超越論的哲学ないし批判哲学とは矛盾するものであると否定的に評価され、また、注目される機会もきわめて少なかった。カント法哲学は批判哲学体系の中で周辺的な役割しか与えられなかったのである。
しかし、その評価は正当なものであろうか。
新カント学派によって構想された批判的法哲学ないし純粋法学ではなく、カント自身の「批判的法哲学」を解明しその現代的意義を構築するとともに、その復権を試みる。
過去のものとなったとされる新カント学派の法哲学の欠陥およびその積極的意義をあらためて問い直し、今日の法哲学研究に対する示唆を提示する大作。【商品解説】
カントの法哲学は、その主著『純粋理性批判』や『実践理性批判』等とは体系上無関係なもの・矛盾するものとされ、否定的な見解が従来は支配的であった。しかし、1970年代以降、ドイツ語圏においてその解釈の是非をめぐって活発な論争が繰り広げられている。本書は、これらの論争の主要な論者の解釈を精査しその妥当性を比較・考察することで、日本におけるカントの法論に対する再評価を促す。【本の内容】
目次
- 序論
- 第一部 カント法哲学の継受史、影響史、解釈史および批判哲学における法論の体系的位置づけ
- Ⅰ 新カント学派の解釈
- Ⅱ Chr・リッターの所論
- Ⅲ R・ブラントの所論
- Ⅳ W・ブッシュの所論
- Ⅴ K・H・イルティングの所論
- Ⅵ H・オーバラーの所論
- Ⅶ M・ゼンガーの所論
- Ⅷ F・カウルバッハの所論
著者紹介
松本 和彦
- 略歴
- 〈松本和彦〉1960年生まれ。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。北陸大学経済経営学部教授。専攻は法哲学、法思想史。
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