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- カテゴリ:一般
- 発売日:2018/04/14
- 出版社: 慶應義塾大学出版会
- サイズ:19cm/388p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7664-2509-3
読割 50
紙の本
中国「強国復権」の条件 「一帯一路」の大望とリスク
著者 柯隆 (著)
“目覚めた獅子”はどこへ向かうのか−。一帯一路構想を掲げアジアインフラ投資銀行(AIIB)を設立するなど、国際的なプレゼンスを高める中国。今後直面する難題をどう修正するか...
中国「強国復権」の条件 「一帯一路」の大望とリスク
中国「強国復権」の条件
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商品説明
“目覚めた獅子”はどこへ向かうのか−。一帯一路構想を掲げアジアインフラ投資銀行(AIIB)を設立するなど、国際的なプレゼンスを高める中国。今後直面する難題をどう修正するか、気鋭の中国人エコノミストが解き明かす。【「TRC MARC」の商品解説】
「改革・開放」40年――“目覚めた獅子”はどこへ向かうのか
アヘン戦争以来“中華”の座を追われた中国は、150年余りを経ていま再び世界の中心へと返り咲こうとしている。新しいシルクロード・ネットワークの構築や国際金融機関の中核を担うなど、覇権回復への旺盛な意欲を世界に向けて発信している。
しかし、その足元は十分に安定的なのか? 国内に残る諸問題をいかに整理し、名実ともに王座奪還を果たすには、何が必要か?
気鋭の中国人エコノミストが自国の状況を余すところなく解き明かす!
▼勢いの衰えを見せるアメリカをよそに、着々と覇権奪還を準備する中国の進み行く方向と、その足元の不安定度をつぶさに捉える!
▼政策の背景に潜む「中国的思考」を読み解き、毛沢東思想への回帰と独裁的権力集中の危うさを考える。
一帯一路構想を掲げアジアインフラ投資銀行(AIIB)を設立するなど、国際的なプレゼンスを高める中国。しかし、その進め行く政策には多分に矛盾を孕んだものも見受けられる。ITネットワークによって経済の近代化を進めれば進めるほど、同時にインターネットによる拡散で「民主化」「自由思考」が浸透し、一党独裁の基盤が揺らぐ。外国の自由な空気に触れた「海亀組」は中国に帰国せず、自由主義国にとどまって働くことを選び、結果として優秀な人材を流出させることになるなど、今後中国が直面する難題をどう修正するか――本書には、日本人が気づきにくい多くの視点から中国をどう見て行くべきか、そのヒントが数多く鏤められている。【商品解説】
一帯一路構想を掲げアジアインフラ投資銀行(AIIB)を設立するなど、アヘン戦争以来の“中華”の姿へと返り咲こうとする中国。一方、その足下である国内に残る諸問題をいかに整理し、解決していくか。気鋭の中国人エコノミストが、自国人ならではの視点から国家像の行方を浮き彫りにする。【本の内容】
目次
- 第1章 中国的ヘゲモニーと一帯一路
- 第2章 中華民族の復興と富国強兵の夢
- 第3章 鄧小平の目指したもの――なぜ彼は毛沢東を否定しないのか
- 第4章 文革世代の統治と毛沢東思想への回帰
- 第5章 「改革」と「開放」の矛盾
著者紹介
柯隆
- 略歴
- 〈柯隆〉1963年中華人民共和国生まれ。名古屋大学大学院修士課程修了。東京財団政策研究所主席研究員、静岡県立大学グローバル地域センター特任教授。著書に「爆買いと反日」など。
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中国人エコノミストによる中国の将来展望です!
2018/11/13 08:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、中国人エコノミストによる現在の中国の状況を分析したものです。中国は現在、「一帯一路」と呼ばれる現代版の新しいシルクロード・ネットワークを構築したり、国際金融の中核的役割を担うなど、世界の覇権をとるべき積極的に世界進出に乗り出しています。しかし、その基盤は果たして安定しているのでしょうか。国内に残された数々の問題などはどのようになっているのでしょうか。本書は、その中国を自国状況に詳しい中国人エコノミストの目から鋭く分析した書です。