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- カテゴリ:研究者
- 発売日:2017/08/11
- 出版社: 慶應義塾大学出版会
- サイズ:22cm/305,19p
- 利用対象:研究者
- ISBN:978-4-7664-2455-3
- 国内送料無料
紙の本
ライプニッツの創世記 自発と依存の形而上学
著者 根無 一信 (著)
ライプニッツ研究において、これまで「矛盾」とみなされてきた、被造物の「自発性」と「依存性」。この両概念の並存可能性を立証するとともに、予定調和の世界でも人間は自由であるこ...
ライプニッツの創世記 自発と依存の形而上学
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商品説明
ライプニッツ研究において、これまで「矛盾」とみなされてきた、被造物の「自発性」と「依存性」。この両概念の並存可能性を立証するとともに、予定調和の世界でも人間は自由であることを示す。【「TRC MARC」の商品解説】
哲学史上、未解決の謎を解き明かす
▼ライプニッツ研究において、これまで「矛盾」とみなされてきた、被造物の「自発性」と「依存性」。
この両概念の並存可能性を立証するとともに、予定調和の世界でも人間は自由であることを示す力作。
▼被造物における「自発性」と「神への依存性」という矛盾する二つの根本性格は、いかにして両立しうるのか。本書は、ライプニッツ哲学の「神と被造物の関係性」、「世界創造の始源」に焦点を合わせ、哲学史上の大問題を解決することを試みる。
さらに、ライプニッツのモットー「真理は中間的である」に忠実に従って、議論を人間の実践の問題、すなわち自由論へと押し広げ、予定調和の世界にあっても人間は自由であるということを論証する。ライプニッツをスピノザ主義とみなす傾向にある今日の研究を全面的に反駁する、気鋭の研究者による野心作。【商品解説】
被造的実体において、「自発性」と「神への依存性」という相反する二つの根本性格は、いかにして両立しうるのか。近年のライプニッツ研究において注目を集めている重要論題に焦点を合わせ、「神と被造物の関係」、そして「世界創造の始源」を明らかにする野心作。【本の内容】
目次
- 序章 真理は中間的である
- 一 無人島の少年は自分の力で生きているか
- 二 「自発性」と「依存性」の問題
- 三 さまざまな解釈とそれらの問題点
- 四 外交官ライプニッツと中間者ライプニッツ
- 五 「中間のモットー」に従う
- 第一章 介入せずに介入する神
- 一 ライプニッツの神
- 二 「介入」をめぐるクラークとの論争
- 三 神の働きの連続性
著者紹介
根無 一信
- 略歴
- 〈根無一信〉1979年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程単位取得退学。博士(人間・環境学)。名古屋外国語大学、関西国際大学等の非常勤講師。日本哲学会若手研究者奨励賞受賞。
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