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- カテゴリ:一般
- 発売日:2017/07/15
- 出版社: 慶應義塾大学出版会
- サイズ:21cm/313,51p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7664-2410-2
- 国内送料無料
紙の本
欲望と誤解の舞踏 フランスが熱狂した日本のアヴァンギャルド
著者 シルヴィアーヌ・パジェス (著),パトリック・ドゥヴォス (監訳),北原 まり子 (訳),宮川 麻理子 (訳)
ジャポニスムの歴史、ドイツ表現主義とのつながり…。戦後日本の前衛芸術「舞踏」は、フランスでどのように受容され、発展したのか? 〈身振り〉を介した、もうひとつの日欧現代史を...
欲望と誤解の舞踏 フランスが熱狂した日本のアヴァンギャルド
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商品説明
ジャポニスムの歴史、ドイツ表現主義とのつながり…。戦後日本の前衛芸術「舞踏」は、フランスでどのように受容され、発展したのか? 〈身振り〉を介した、もうひとつの日欧現代史を浮き彫りにする、革新的な日本文化受容論。【「TRC MARC」の商品解説】
戦後日本の前衛芸術「舞踏」はどのように受容され、発展したのか?
1970年代の終わり、フランスの人々は、日本の前衛芸術「舞踏」を大きな衝撃をもって迎え入れた。大野一雄、カルロッタ池田、山海塾、室伏鴻、笠井叡、そして土方巽……多くの日本人ダンサーがフランスで〈発見〉された。本書は、舞踏がその上陸から今日まで、この地の人々を魅了しつづけている歴史を跡付けている。舞踏の伝播は、あらゆる「誤解」とともに、ここではないどこかへ、日本への欲望を引き起こしながら、コンテンポラリーダンスの領域に途方もない影響を与えたのである。
フランスのジャーナリズムと〈身振り〉の分析を駆使して、美学と文化史の観点から舞踏を論じることは、現代の舞踊史を読み直すことを意味する。「ジャポニスム」の歴史、ドイツ表現主義とのつながり、舞踏に関係づけられるヒロシマの記憶……舞踏をめぐるダイナミズムを明らかにし、身振りを介した日欧の歴史を亡霊のごとく浮かび上がらせる、革新的な日本文化受容論。
貴重な写真資料を多数掲載。【商品解説】
フランスはどのように舞踏に「熱狂」し、また「誤解」したのか。さらには、欲望の対象として神話化し、フランスにおける舞踏をどのように再構築したのか。当時(1970年代)の貴重な資料を渉猟しながら、その歴史的経緯を明らかにする。巻末に詳細な年表・索引あり。【本の内容】
目次
- 日本語版によせて
- 序論 身振りのグローバル化のなかに舞踏をよむ
- 邂逅、そして創造/ねつ造の歴史をひもとく
- 誤解をめぐる物語/歴史
- 舞踊史の中心をずらす
- 「日本ブーム」
- 舞踊史と文化史の交差
- <b>第一部 「新発見」から聖別/公認まで</b>
著者紹介
シルヴィアーヌ・パジェス
- 略歴
- 〈シルヴィアーヌ・パジェス〉パリ第8大学舞踊学科で博士号を取得。パリ第8大学舞踊学科准教授。国立舞踊センターのデータベース「Artists and Works」管理担当。
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