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- カテゴリ:研究者
- 発売日:2016/03/24
- 出版社: 慶應義塾大学出版会
- サイズ:22cm/320,49p
- 利用対象:研究者
- ISBN:978-4-7664-2318-1
- 国内送料無料
紙の本
アルテ・ポーヴェラ 戦後イタリアにおける芸術・生・政治
著者 池野 絢子 (著)
「貧しい芸術」を意味する「アルテ・ポーヴェラ」は1960年代末のイタリアに興った芸術運動。ミケランジェロ・ピストレット、ジュリオ・パオリーニなどの作品を徹底調査し、その政...
アルテ・ポーヴェラ 戦後イタリアにおける芸術・生・政治
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商品説明
「貧しい芸術」を意味する「アルテ・ポーヴェラ」は1960年代末のイタリアに興った芸術運動。ミケランジェロ・ピストレット、ジュリオ・パオリーニなどの作品を徹底調査し、その政治性、前衛性、今日的意義を問いなおす。【「TRC MARC」の商品解説】
戦後イタリアの芸術運動「アルテ・ポーヴェラ」とはいったい何だったのか?
その政治性、前衛性、今日的意義を問いなおす。
▼「貧しい芸術」を意味する「アルテ・ポーヴェラ(Arte povera)」は、1960年代末イタリアに興った芸術運動であり、一群の芸術家たちのゆるやかな結びつきを指す。
かれらは、新聞紙や布きれ、木材、鉄、石、果物など、日常的で粗末な素材を好んで用い、完成されたオブジェとしての作品以上に、しばしば作品のコンセプトや制作プロセスを重視した。
▼美術史において、コンセプチュアル・アートやランド・アートと並ぶ、ポスト・ミニマリズムの一潮流として認識されるアルテ・ポーヴェラは、近年、歴史的位置づけがおこなわれるなかで、20世紀の進歩と消費の神話に対抗する、理念的かつ革命的力を持った、清貧主義の運動だと再評価されることも多い。
▼本書では、ミケランジェロ・ピストレット、ジュリオ・パオリーニ、 ヤニス・クネリス、ジュゼッペ・ペネーノ、ルチアーノ・ファブロ、ピーノ・パスカーリ、 ジュゼッペ・ペネーノなどの作品をとりあげ、アルテ・ポーヴェラの歴史を辿りつつ、この芸術運動の意義を再検討することを試みる。個々の芸術家の作品を、地理的・政治的観点から捉えなおし、ゆるいつながりであった一連の活動の輪郭を浮かび上がらせる力作。【商品解説】
日本語で「貧しい芸術」を意味する、1960年代末にイタリアで起こった芸術運動「アルテ・ポーヴェラ」とは何だったのか。芸術家たちのゆるやかな結びつきであった一連の活動の輪郭をはっきりと浮かび上がらせ、その政治性・前衛性・今日的意義を問い直す労作。【本の内容】
目次
- 序論
- 第一章 否定の力
- 1 アルテ・ポーヴェラの誕生
- 2 ジェルマーノ・チェラントの批評戦略
- 3 マスメディアとイメージ
- 4 「あべこべの反映」
- 第二章 トリノの地政学
- 1 ブリコラージュ
- 2 居住空間と都市空間
- 3 デポジト・ダルテ・プレゼンテ
著者紹介
池野 絢子
- 略歴
- 〈池野絢子〉1981年生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。京都大学博士(人間・環境学)。日本学術振興会特別研究員を経て、京都造形芸術大学アートプロデュース学科専任講師。
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