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- カテゴリ:一般
- 発売日:2015/10/29
- 出版社: 慶應義塾大学出版会
- サイズ:21cm/258p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7664-2280-1
紙の本
テクストとは何か 編集文献学入門
〈正しい〉テクストとは何か。その正しさを支える信頼は、どう形成され保持されるべきか。印刷されたテクスト、検索されたテクストをより主体的に、より深く、正しく解釈する編集文献...
テクストとは何か 編集文献学入門
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商品説明
〈正しい〉テクストとは何か。その正しさを支える信頼は、どう形成され保持されるべきか。印刷されたテクスト、検索されたテクストをより主体的に、より深く、正しく解釈する編集文献学の入門書。【「TRC MARC」の商品解説】
▼テクストを疑え!
印刷されたテクスト、検索されたテクストをより主体的に、より深く楽しく読み解くための知の技法。
一度成立したテクストは、それ自体が一人歩きして、あたかも確固とした権威をそなえているかのように錯覚させます。それらは、どれを用いても大丈夫なように見えます。しかし、テクストとはそもそも何かを意識し、心得をもって臨まないかぎり、私たちはテクストに裏切られ、使いそこなってひどい目にあうことでしょう。その結果、どんなテクストも信用できない、意味がない、などと過剰な嫌悪を抱いても、なんの得にもなりません。むしろ「テクストを疑う」という健全な態度をもって技法を培いながら、それぞれのテクストに向かっていくしかないのです。
印刷されたテクスト、情報で検索されたテクストはそのまま受け取ってはならず、読者として主体的に読み解く必要があります。そこでは、複数の接し方、読み方の可能性が現れることでしょう。しかし、相対主義に立って、どんな読みをしても構わないということにはなりません。開かれたテクストへの接近をつうじて、一定の作法にのっとった蓋然性、つまり<ruby>も<rt>・</rt></ruby><ruby>っ<rt>・</rt></ruby><ruby>と<rt>・</rt></ruby><ruby>も<rt>・</rt></ruby>な解釈へと進むことが、テクストを読むということなのです。【商品解説】
作者とは誰か。作品とは何か。
プラトンやゲーテ、シェイクスピアやカフカ、『新約聖書』など、西欧古典の代表的な作者や作品を取り上げ、そのテクストがいかに受け継がれ、編集・校訂され、私たちの手元に遺されているのかを分かりやすく解説。テクストの成立過程を、具体例に即して紹介する。【本の内容】
目次
- 序 編集文献学とは何か 明星聖子
- Ⅰ 古典とは何か
- 第1章 西洋古典テクストの伝承と校訂
- ―― プラトン『ポリテイア(国家)』 納富信留
- 第2章 著作集編集と「古典」の成立
- ―― ゲーテ『若きウェルテルの悩み』 矢羽々崇
- Ⅱ 聖典とは何か
- 第3章 聖なるテクストを編集する
収録作品一覧
編集文献学とは何か | 明星聖子 著 | 3−12 |
---|---|---|
西洋古典テクストの伝承と校訂 | 納富信留 著 | 3−24 |
著作集編集と「古典」の成立 | 矢羽々崇 著 | 25−46 |
著者紹介
明星 聖子
- 略歴
- 〈明星聖子〉埼玉大学大学院人文社会科学研究科教授(ドイツ文学)。
〈納富信留〉慶應義塾大学文学部教授(西洋古代哲学、西洋古典学)。
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