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商品説明
岡倉天心、新渡戸稲造、矢内原忠雄、柳田国男、丸山眞男、大江健三郎、小田実…。日本思想史を彩る思想家の核心に迫り、近代日本社会の集合的な意識のありようを浮き彫りにする。【「TRC MARC」の商品解説】
岡倉天心、新渡戸稲造、
矢内原忠雄、柳田国男、
丸山眞男、大江健三郎、小田実 ――。
日本思想史を彩る思想家の核心に迫り、
近代日本社会の集合的な意識の
ありようを浮き彫りにする。
▼小熊史学のエッセンス【商品解説】
小熊史学の思想的萌芽、そしてエッセンス!
主要4部作(『単一民族神話の起源』『〈日本人〉の境界』『〈民主〉と〈愛国〉』『1968』)と同時期、あるいはその前後に発表した論稿11本を収録。本書収録の論稿は、前出4作の思想的萌芽であり、要約であり、総じて補完的な内容であり、小熊史学の入門書として最適。【本の内容】
目次
- 序 文
- 虚妄の「アジア」 ―― 岡倉天心における「アジア」像の変遷
- 「植民政策学」と開発援助 ―― 新渡戸稲造と矢内原忠雄の思想
- 崩壊する日本語 ―― 台湾統治初期における日本語教育論議
- 金関丈夫と『民俗台湾』 ―― 民俗調査と優生政策
収録作品一覧
虚妄の「アジア」 | 1−32 | |
---|---|---|
「植民政策学」と開発援助 | 33−64 | |
崩壊する日本語 | 65−90 |
著者紹介
小熊 英二
- 略歴
- 〈小熊英二〉1962年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻博士課程修了。慶應義塾大学総合政策学部教授。著書に「単一民族神話の起源」「〈日本人〉の境界」など。
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それぞれの小論は読みごたえがある
2017/09/21 13:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まなしお - この投稿者のレビュー一覧を見る
アウトテイクスというタイトルは、例えば音楽のアルバムで収録されなかった曲あるいは別バージョンの曲を集めた編集アルバムをもじって付けたものである。そのような性質であるため統一感はない。小熊英二の本は大部のものが多いので、細切れのこのような本は、小熊の愛読者には物足りないかもしれない。しかし、それぞれの小論は読みごたえがあるので、このような本もたまにはいいと思う。特に大部の本から漏れ落ちたものを小論としてまとめたものもあるということなので、大変興味深く読めると思う。