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- カテゴリ:一般
- 発売日:2015/04/22
- 出版社: 慶應義塾大学出版会
- サイズ:19cm/234p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-7664-2220-7
紙の本
出版文化史の東西 原本を読む楽しみ
著者 徳永 聡子 (編著)
時代によって変わりゆく書物に刻み込まれた歴史を読み解くおもしろさを、日本、イギリス、スペインの中世から近代までの出版文化史としてたどる。2013〜2014年に慶應義塾大学...
出版文化史の東西 原本を読む楽しみ
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商品説明
時代によって変わりゆく書物に刻み込まれた歴史を読み解くおもしろさを、日本、イギリス、スペインの中世から近代までの出版文化史としてたどる。2013〜2014年に慶應義塾大学で開講された特別講座をもとに書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
▼書物を見る眼、聴く耳を養うために―オリジナルへの回帰。
出版物を歴史的な流れのなかで理解するためには、原本(オリジナル)に立ち返り、それを同時代の社会・文化・歴史的文脈のなかで検討することがきわめて重要である。本書は時代によって変わりゆく書物に刻み込まれた歴史を読み解くおもしろさを、日英・日西交流史四〇〇周年を記念し、日本、イギリス、スペインの中世から近代までの出版文化史をたどるものである。【商品解説】
「書物」は、時代を映す鑑である――。
現代における読書体験は、校訂版や翻訳書を通したものが一般的である。しかし、書物は時代に応じて書替、挿入、抜粋が行われ、そのテクストも時代と共に変容してきた。本書では、「出版文化」をテーマに、変わりゆく古今東西の書物とその歴史をひも解くことで、そのおもしろさに迫る。
類書:ラウラ・レプリ『書物の夢、印刷の旅』(青土社)【本の内容】
目次
- はじめに
- 写本から印刷本へ ― 「チョーサー全集」登場の舞台裏 ― 徳永 聡子
- 『アーサー王の死』の出版と受容の歴史 ― キャクストン版(一四八五)からフィールド版(二〇一三)へ ― 髙宮 利行
- 日本の印刷文化と文学[講義再録] 林 望
- キリシタン版の研究からわかること ― 和書と洋書のあいだ ― 折井 善果
- 日本の絵入本の歴史 ― 絵本が出版されるまで ― 佐々木 孝浩
- 江戸の絵本で遊ぶ ― 『御存商売物』をどう読むか ― 津田 眞弓
- 書物をして近代を語らしめよ ― 出版文化史から見た近代イギリスのジャーナリズム、小説、実録 ― 原田 範行
- おわりに
収録作品一覧
写本から印刷本へ | 徳永聡子 著 | 1−32 |
---|---|---|
『アーサー王の死』の出版と受容の歴史 | 高宮利行 著 | 33−72 |
日本の印刷文化と文学 | 林望 著 | 73−94 |
著者紹介
徳永 聡子
- 略歴
- 〈徳永聡子〉慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程修了(文学博士)。同大学文学部准教授。専門は中世イギリス文学、書誌学。共著に「世界を読み解く一冊の本」など。
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