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商品説明
教育とは何か? 誰のための教育なのか? 「近代教育」が発足・確立した明治期以降を中心に、古代から現代までの日本の教育の歴史を追いながら教育のあり方を考える。【「TRC MARC」の商品解説】
(1)教育史の全体的な推移を、〈習俗としての教育〉〈組織としての教育〉〈制度としての教育〉という三つの段階を通して捕捉するという、独自の教育史像を提示している。
(2)〈制度としての教育〉が「国家による国民形成」として推し進められている様態を「近代教育」としてとらえ、「近代教育」をめぐる諸問題を日本の事例を通して考察している。
(3)「国家による国民形成」を教育の基本型と見なす発想を相対化し、それを克服するためのオルターナティブとして「個々人の生の充実」という視点を打ち出している。
(4)「近代教育」が発足・確立した明治以降を中心とする、古代から現代までの日本の教育の歴史を、この1冊で概観することができる。【商品解説】
目次
- <b>はじめに―― 本書の前提となる諸問題</b>
- (1) 「教育」の含意について
- (2) 「教育史」叙述の射程について
- (3) 教育史学における学問的関心の所在について
- (4) 教育史研究の意義・目的について
- <b>第一章 「組織としての教育」の胎動と進展―― 古代・中世</b>
- 一. 古代における教育の組織化動向
- 文字学習と古代の教育組織
- 庶民階層の教育
著者紹介
山本 正身
- 略歴
- 〈山本正身〉1956年生まれ。慶應義塾大学大学院社会学研究科教育学専攻博士課程単位取得退学。同大学文学部教授。博士(教育学)。著書に「仁斎学の教育思想史的研究」など。
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紙の本
現代の教育を考える上でも重要な知見が多い
2019/11/16 19:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:akihiro - この投稿者のレビュー一覧を見る
江戸時代まで遡りますが、主に明治時代の学制から現代までの教育史について書かれています。明治維新、大正デモクラシー、戦争、高度成長といった時代背景とともに、教育の目的の移り変わりが説明されており理解しやすかったです。
400ページ以上とボリュームがありますが、18の章に分かれているため比較的読みやすかったです。国家のための教育と個人のための教育、どのようにバランスを取るのかはいつの時代でも課題になっているように思います。
紙の本
この一冊で我が国の教育史全体が見えてくる良書です!
2016/07/29 09:22
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、我が国の教育史を「習俗としての教育」、「制度としての教育」、「組織としての教育」という三つの視点から捉えなおそうという画期的な書です。これまでの教育の歴史を振り返って、「国家による国民形成」から「個々人の生の充実」といった変化が手に取るように見えてきます。こうした理解を通じて、教育とは一体何なのか?誰のための教育なのか?を読者自身が再考できる機会を提供してくれます。この一冊で日本の教育全体が明らかに見てくる良書と言えるでしょう。