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- カテゴリ:研究者
- 発売日:2012/10/21
- 出版社: 慶應義塾大学出版会
- サイズ:22cm/444,48p
- 利用対象:研究者
- ISBN:978-4-7664-1944-3
- 国内送料無料
紙の本
パウル・クレー 造形の宇宙
著者 前田 富士男 (著)
芸術とは眼にみえるものを再現するのではなく、眼にみえるようにすることだ−。自然と人間の営みに胚胎する「力」をみつめつづけた画家クレー。その生命力あふれる多様な造形宇宙の謎...
パウル・クレー 造形の宇宙
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商品説明
芸術とは眼にみえるものを再現するのではなく、眼にみえるようにすることだ−。自然と人間の営みに胚胎する「力」をみつめつづけた画家クレー。その生命力あふれる多様な造形宇宙の謎を解き明かす。【「TRC MARC」の商品解説】
「芸術とは、眼にみえるものを再現するのではなく、眼にみえるようにすることだ」
▼「形態」、「色彩」、「記号過程」の観点から、画家の抽象と具象の造形世界を探る本格画家論。
▼パウル・クレー(1879-1940年)は、抽象的フォルムと具象的イメージにまたがる領域を自由に横断する制作を展開し、いずれの流派にも属さない特異な作品群を多数のこした。
画家の叡智の現われである汲み尽せぬ豊穣な造形世界は、いまもなおわれわれの興味を惹いてやまない。
▼形態と記号、あるいは生命的形態と幾何学形態など、一見矛盾しかねない造形がなぜ可能になったのか、また、独特で魅力にあふれた色彩表現は、色彩理論とどのように関連するのか――ゲーテ、オストヴァルト、アルプ、ドローネー等を参照し、クレー芸術の核心に迫る。【商品解説】
目次
- Ⅰ 形態 Gestaltung
- クレーにおける「分節」概念の成立
- 「自然研究の道」 画家クレーにおけるゲーテ
- エネルゲイアとしての造形 ゲーテの植物学と二十世紀美術
- 結晶としての造形 クレーとモデルネ
- コンステレーションとしての造形 一九三〇年のクレーとアルプ
- Ⅱ 色彩 Farbe
- クレーにおけるオーバーラップ もうひとつの制作論とガラス絵
- クレーと色彩論
収録作品一覧
クレーにおける「分節」概念の成立 | 3−35 | |
---|---|---|
自然研究の道 | 36−57 | |
エネルゲイアとしての造形 | 58−74 |
著者紹介
前田 富士男
- 略歴
- 〈前田富士男〉1944年生まれ。慶應義塾大学博士課程単位取得退学。神奈川県立近代美術館鎌倉館勤務等を経て、慶應義塾大学名誉教授。共著に「パウル・クレー絵画のたくらみ」など。
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