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商品説明
腐敗は再生へ、再生は腐敗へと変転し、腐敗は再生を、再生は腐敗を包含し、腐敗と見えたものに再生の美が、再生と見えたものに腐敗の醜が宿る。「観念」から「身体」への連接・重層・逆転を論じる。身体医文化論第3弾。【「TRC MARC」の商品解説】
「身体の発見」をめぐる研究史の中で、〈観念/肉体〉〈個人・社会><文系/理系>の区別は、一見対立項に見えながら、実際には繋がり、重なり、逆転する。そして、この"連接・重層・逆転"は、今日、あらゆる知の現場で、不断に起こっている現象であり、好むと好まざるとに関わらず我々はそれを意識し、自らの知の在り方を再考せざるを得ない。身体という場で、集団という場で、そして、学問という場においても、かつてあったパラダイムの変更が不可避なものとなっているのである。
本書のテーマ「腐敗と再生」もまた、身体、医、文化のあらゆる局面に見出され、しかもこの主題系もまた”連接・重層・逆転"をその性格とする。身体、医、文化という場面において、腐敗は再生へ(再生は腐敗へ)と変転し、腐敗は再生を(再生は腐敗を)包容し、腐敗と見えたものに再生の美が(再生と見えたものに腐敗の醜が)宿るのである。【商品解説】
目次
- 序章 腐敗と再生——身体医文化論Ⅲ 小菅隼人
- 第Ⅰ部 腐敗——浄化—再生
- 第1章 ギリシアの医学と文化における「浄め」の曖昧さ G・E・R・ロイド(齋藤健太郎訳)
- 第Ⅱ部 腐敗——恐怖・忍耐・誘惑
- 第2章 祈祷と治療
- ——中世のペスト蔓延の中での感染・生き残り・死への社会文学的なアプローチ ウィリアム・スネル
- 第3章 腐敗と救済——スペクタルとしての死体と腐敗 小池寿子
- 第4章 フランス・バロック詩における死と再生 伊藤進
収録作品一覧
ギリシアの医学と文化における「浄」の曖昧さ | G.E.R.ロイド 著 | 24−42 |
---|---|---|
祈禱と治療 | ウィリアム・スネル 著 | 44−65 |
腐敗と救済 | 小池寿子 著 | 66−88 |
著者紹介
小菅 隼人
- 略歴
- 〈小菅隼人〉1962年生まれ。慶応義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学。専門は英文学、英国ルネサンス演劇など。現在、慶応義塾大学理工学部助教授。
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