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商品説明
「よわい」主体、「ゆるい」つながり、「だるい」身体にとって、新しい生(活)の「美学」、「幸福」とは何か? 脱芸術、脱資本主義的ライフスタイル、身体のエロス化等について理論と実践の間を往還しつつ書き綴った評論集。【「TRC MARC」の商品解説】
“よわい”主体、“ゆるい”つながり、“だるい”身体にとって、新しい生(活)の「美学」、「幸福」とは何か? セルフ・エデュケーション、脱芸術、もう一つのカフェの可能性、脱資本主義的ライフスタイル、身体のエロス化などについて、たえず理論と実践のあいだを往還しつつ、書き綴った評論集。小山田徹、川俣正との対談も収録。【商品解説】
目次
- はじめに 序に代えて——セルフ・オルタナティヴ・ユニヴァーシティに向けてI セルフ・エデュケーション——オタク的主体からの脱却脱資本主義的セルフ・エデュケーションへ 学校へアーティストを『美学特殊C』——大学的知の再「現場」化に向けて新たなars eroticaの発明へII 「カフェ」をこえてカフェは〈脱資本主義〉的文化の温床たりうるか?もう一つのカフェの可能性——バザール・カフェ (小山田徹+熊倉敬聡の対談)III 脱芸術、アートレス川俣正『アートレス』の方へ<アートレス>と<脱芸術>をめぐって(川俣正+熊倉敬聡の対談)IV コンテンポラリー・ダンスを批評する私とコンテンポラリー・ダンスダムタイプ、二つの『memorandum』——それは、我々に投げかけられた問いなのか?泥と舞踏舞踏をデジタル・アーカイヴ化する——その可能性と問題点勅使川原三郎を体験する──KARASワークショップ『ナルシスの変貌』──伊藤キム+輝く未来純粋な「関係性」のダンス──岩下徹と山田せつ子のデュオ勅使川原の新作『真空』──彼は"移動"を始めたのか?「脱世界史的」東京の模像?──Nest『Syntax Error』退行するパパ・タラフマラ──新作『船を見る』を観て「脱世界史性」もまた一つの歴史?──バットシェバ・ダンスカンパニーの公演を観て思ったこと教育にコンテンポラリー・ダンスを--ジャン=クロード・ギャロッタのワークショップ「舞踏」は真に<マイナーなもの>へと転成できるか?--土方巽 '98前夜祭 「日常」の豊饒に向けて--マギー・マラン・カンパニー内藤儀『メロドラマからパフォーマンスへ』珍しいキノコ舞踊団の『フリル(ミニ)ワイルド』を観て考えたことなどV 現代美術の周辺で私と現代美術(の周辺)『空即是色』プロジェクト──もしも東京がお花畑になったら忘却への抵抗──『漂着重油交換展』「愛」について--『FERTILE LAND』をめぐる断章『京都DEEP』から『meta都民cafe』へ宇宙における<他者>=人間の揺らぎ──『ビル・ヴィオラ』展ロドチェンコからボナールへ、そしてそこに「ヨーロッパ」があった『ひとつの不完全な歴史──日本の女性写真家たち(1864-1997)』展これってアート?──ヴォッヘンクラウズールゼロ地点の舞踊──ブブ・ド・ラ・マドレーヌ『LA DOLCE VITA(甘い生活)』展瀧口の手、私の手──『瀧口修造の造形的実験』展過視的超平面としてのニルヴァーナ──『森万里子 ピュアランド』展孤立するゴダール--ゴダール『愛の世紀』「そのもの」の降臨--内藤礼『地上にひとつの場所を』にたむける言葉内藤礼と「芸術評論家」の対話ならざる対話『出会い』展——さあ、旅するパラ・ミュージアムに出かけようもう東京でイヴェントする/見るのはやめよう——東京再「地域」化計画に向けて日本版地域通貨についての素朴な疑問ファシリテートする難しさ——あるワークショップに参加してVI 旅の途上でエクゾティスムについて1999@ヨーロッパ2001@キューバ2003@北京・上海おわりに——本書の題名についてと謝辞初出一覧
収録作品一覧
セルフ・エデュケーション | 17-94 | |
---|---|---|
「カフェ」をこえて | 95-124 | |
脱芸術、アートレス | 125-152 |
著者紹介
熊倉 敬聡
- 略歴
- 〈熊倉敬聡〉1959年生まれ。パリ第7大学博士課程修了(文学研究専攻)。慶応義塾大学助教授。特定非営利活動法人「芸術家と子どもたち」理事。著書に「脱芸術/脱資本主義論」など。
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