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商品説明
その聖書には何があったのか? 日本で初めて「グーテンベルク聖書」の購入に携った著者が、ナチの手から逃れた聖書やタイタニック号遭難により大きく運命の変わった聖書など、それぞれの聖書に秘められたドラマを綴る。【「TRC MARC」の商品解説】
日本で初めて『グーテンベルク聖書』の購入に携った著者(丸善・本の図書館長)が、現存するいくつかの『グーテンベルク聖書』にまつわる数奇な運命を紹介。
ナチの手から逃れた聖書やタイタニック号遭難により大きく運命の変わった聖書など、それぞれの聖書に秘められたドラマを綴る。
世界各国の図書館関係者に知己を持つ著者ならではの貴重な写真資料もカラーで掲載。(口絵8頁)【商品解説】
目次
- 〔目 次〕
- はじめに 高宮利行
- 第1部 グーテンベルクの生涯と作品
- 第1章 グーテンベルク生誕600年にちなんで
- 第2章 グーテンベルクの暦
- 第2部 さまよえるグーテンベルク聖書
- 第3章 ナチの手から逃れたグーテンベルク聖書
- 第4章 タイタニック号遭難とグーテンベルク聖書
著者紹介
富田 修二
- 略歴
- 〈富田修二〉1942年仙台市生まれ。武蔵大学経済学部卒業。丸善株式会社入社、丸善美術・古書部長を経て、現在、丸善本の図書館長。グーテンベルク学会、グロリエ・クラブ会員。
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紙の本
時代に翻弄された聖書
2023/08/11 23:45
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投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
独ソ両軍がポーランドを侵略した時にポーランドから国外に持ち出されたグーテンベルク聖書は統一労働者党独裁下のポーランド人民共和国に返還されたが、仮にポーランドに残っていたら「報復」としてソ連に略奪される事はなかっただろうか?
ソ連がドイツ軍が目録を作成した上でドイツから数々の文化財を略奪して持っていった中にグーテンベルク聖書がある。「グーテンベルク聖書の行方」では、まだ行方不明扱いだが、第三帝国はまずドイツのユダヤ人が所有していた文化財を収奪し、次にはドイツ国外の文化財を収奪して売却したり、ゲーリングのコレクションのようなところに収まったりしていたのと同じ事をしたのに「ナチに奪い去られ、もしくは破壊されたソビエト連邦所有の文化財に対する代償として」公開するのはさすがにソ連ですら気が引けていたようだ。ソ連崩壊後、ロシア連邦になってから居直ったように公開するようになった。今となってはプー様の言う「特別軍事作戦」の一環でウクライナ人の子どもを拉致してロシア化する政策を連想してしまう。「ネオナチ」のゼレンスキー政権を非難する時の口実に使っている「ドイツ・ファシスト」と同じ事をしていても、自分達は正しいというプーチン政権が消滅したら、ドイツから略奪した文化財を返還するような事をするだろうか?
グーテンベルク聖書の本文に写本と校合して書き込みをした人がいたそうだ。アブラハムとアブサロムを混同して活字を組んでいたわけだが、文選工はラテン語が出来て字が読めただろうか。