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ヨーロッパ史の時間と空間
西欧だけがヨーロッパなのか? ポーランドからアメリカへ、西側歴史学界で活躍したオスカー・ハレツキの、「東欧からの眼」による通史。ヨーロッパが新時代を迎えた今、新たな光彩を...
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商品説明
西欧だけがヨーロッパなのか? ポーランドからアメリカへ、西側歴史学界で活躍したオスカー・ハレツキの、「東欧からの眼」による通史。ヨーロッパが新時代を迎えた今、新たな光彩を放つ名著。【「TRC MARC」の商品解説】
東欧からの視点によるヨーロッパ通史の邦訳。著者は、共産主義体勢崩壊後、その歴史観が再評価されている人物であり、本書は、ヨーロッパが新時代を迎えた現在、新たな意義をもつ名著です。
ヨーロッパと西欧を同一視しがちな考えに修正を迫り、ヨーロッパとはどの範囲か、ヨーロッパ時代はいつ始まりいつ大西洋時代に移行したか、という疑問が明らかにされます。
丁寧な訳注が付され、教科書にも好適の書です。
【商品解説】
目次
- はじめに
- 第1章 ヨーロッパ史とはなにか
- 第2章 時間的境界:(a)ヨーロッパ史の始まり
- 第3章 時間的境界:(b)ヨーロッパ史の終焉
- 第4章 空間的境界:(a)大洋、海域、島嶼、海峡
- 第5章 空間的境界:(d)東部大地峡
- 第6章 空間的構成:(a)西ヨーロッパと東ヨーロッパ
- 第7章 空間的構成:(b)中央ヨーロッパの二重性
著者紹介
オスカー・ハレツキ
- 略歴
- 〈ハレツキ〉1891〜1973年。ワルシャワ大学教授を経てアメリカに渡り、ニューヨークのフォーダム大学などで教育研究活動を行なった。冷戦期の西側における東欧史の権威。
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出版の意義が理解できない
2002/07/03 22:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:MF - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヨーロッパの歴史を考える時にヨーロッパとして把握する事ができるのは、時期的にいつからいつまでなのか、地理的にどこからどこまでなのか、というテーマを扱っている本である。問題設定は非常に興味深い。
しかし、一読したところ、原書の古さは繕いようが無い(原書は1950年)。このテーマについての様々な見解を取り上げて比較検討しているが、19世紀後半から20世紀前半の文献の引用が主とあっては、ヨーロッパ史の本というよりヨーロッパ歴史学の学説史といった様相である。さらに、著者の主張についても抽象的な記述が非常に多く、これでは現在の読者を納得させることは難しいのではないかと感じた。このような本をなぜ今ごろ翻訳したのか理解できない。
さらに、翻訳もあまり上手くはない。正確には訳しているのであろうが、まさに直訳であり、日本語で書かれた英文を読んでいるようである。これなら英文で読んだ方がわかりやすいのではないかと感じる。