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収録作品一覧
慶応義塾之記 | 4-9 | |
---|---|---|
中元祝酒之記 | 10-13 | |
僕は学校の先生にあらず、生徒は僕の門人にあらず | 14-15 |
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紙の本
全集12巻のうちの一冊であるも、慶應義塾之記を含む本巻は他の書籍にあたるものがないだろう。
2018/06/15 11:14
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:気まぐれネット購入者 - この投稿者のレビュー一覧を見る
読みにくいと思われる語句には振りがなを施し、読み易いよう工夫がなされているものの超硬派な書籍であり、福澤諭吉の記した書籍そのものから、その主張を読み取りたいという研究熱心な方にしかお薦めできない書籍である。できれば、これを題材にした解説本を用意して欲しいと願うばかりであった。これが、本書の素直な感想である。
しかし、慶應義塾之記を読むにあたり、山内慶太氏が記すあとがきによる解説はエッセンスが纏められており読み解く上で非常に参考になる。この、あとがきだけでも読むに値するだろう。
慶應を知る上で重要なキーワードを先生がどのような思いを込めたのか。たとえば、「気品の泉源、智徳の模範」の目的とは。あるいは、先生が塾の気風・気品の維持を願ったその理由とは。義塾の教育論にある軸について考える良い機会になるだろう。
また、塾の気風にある理念を確認し、これを維持し、次の世代に引き継ぐという「責任」を果たすことも考えさせてくれる。この意義について考えたい、もしくは、知りたいと願っている方にも参考になる書籍だと思われる。
すべてを読み解くには時間がかかるだろうが、エッセンスだけでも感じたいという時には、あとがきによる解説を頼りに必要な箇所だけでも頑張って読み拾うべきではないだろうか。