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商品説明
情報あるいは情報通信から見た場合の国家像を考察し、「情報国家」というモデルを提示。さらに情報国家を独占型・ガバメント型・ガバナンス型の3タイプにわけ、これを念頭に米国等を事例にあげて国家と情報の関係を分析する。【「TRC MARC」の商品解説】
「情報国家(infomation state)」という考え方を提示し、この概念をもとに、米・英・中における情報通信分野のいくつかのトピックをとりあげてケーススタディを行なう。さらに歴史的な考察と国際比較を織り込みながら、多角的に国家と情報の関係、国家の新しい意志決定・合意形成のあり方を分析する。
21世紀の情報技術と結びついた国家のあり方に関心をもたれる方におすすめする新しい学問分野の研究書です。
【商品解説】
目次
- 1 情報技術は革命を起こせるか
- 2 ネットワーク時代の国家
- 2.1. コーディングとデコーディング
- 2.2. 情報と国家
- 2.3. 国際政治におけるサイクル
- 2.4. 情報国家の三つのタイプ
- 2.5. サイバースペースとガバナンス
- 2.6. 情報とエンパワーメント
著者紹介
土屋 大洋
- 略歴
- 〈土屋大洋〉1970年生まれ。慶応義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程修了。国際大学グローバル・コミュニケーション・センター講師・主任研究員。著書に「国際関係論へのアプローチ」など。
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紙の本
インターネットによる情報共有が「国家」という存在にどのような影響を与えるかを論究。話題も豊富
2001/05/22 18:18
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:田中 一実 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「情報」と「国家」との関わりをインターネットを切り口に論じる。本書では「国家」形態を(1)独裁者や政府高官など一部の人々が情報を共有する「独占型情報国家」(2)メディアなどを通じて政府と国民の間で情報共有とフィードバックがある一般的な民主主義国家形態の「ガバメント型情報国家」(3)民主主義国家の特殊形態で政府内部の意思決定のみが国家の意思決定となるのでなく,政府の関与がなく自由な情報流通をベースにした情報共有者の自立的な意思決定も認める「ガバナンス型情報国家」の3種に分類。インターネットが3種の国家形態と国民の活動に与える影響を論じる。
本書での話題は,電話網の発達が社会に与えた影響に始まりインターネットの創出と米国政府の対応,中国のインターネット事情と国民への影響,政府による情報コントロールにインターネットの力を使って対抗する市民パワーなど多岐。情報共有の発達で「ガバメント型情報国家」に限界が生じる点も言及。
(C) ブックレビュー社 2000-2001