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紙の本 |
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- 税込価格:207,900円(1,890pt)
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商品説明
わが国の文学研究を牽引する著者の50余年の全仕事を集大成。別巻3は、紫式部の執筆環境に目を向け、「伏線」「芽」という視点で「源氏物語」成立の真相に迫る。【「TRC MARC」の商品解説】
『源氏物語』五十四帖は、一息に書かれたものではない。
複雑な成立事情を持っていることはよく知られている。短編、中編として書かれていたものを途中から長編に組み入れたために、始めの方の巻々には、特に問題が多く、論争の種となっていた。名古屋の「源氏の会」で、四十五年間にわたって読み込み、考え抜き、講義して来た著者が、いまその真相に迫ろうとする。紫式部の庖厨には、何があったか、その執筆の環境はということに思いを馳せ、一貫して「伏線」と「芽」という視点を通して解明しようとする。
紫式部の周辺には、すでに物語の書ける女房もいくらもいた。いくつかの巻は、紫式部工房での競作に成るのではないか? かつて盛んであったが、いまは下火になっている成立論の論議に、あえて挑戦する。
七十年来、日本文学の研究に広く深く関わって来た著者が、最後に世に問う!【商品解説】
目次
- 一 はじめに―『源氏物語』と私―
- 二 作品の成立と諸伝本―成立論のために―
- 三 『源氏物語』成立論への興味
- 四 短編から長編へ―伏線と芽―
- 五 最初に書かれたのは「若紫」か―帚木三帖と「若紫」と―
- 六 「末摘花」から見えるもの
- 七 「桐壺」はいつ書かれたか
- 八 最初の長編化への道―「葵」「賢木」から「須磨」へ―
- 九 明石の物語の発端―「明石」から「澪標」へ―
- 十 「蓬生」と「関屋」―もしかすると紫式部の筆ではないかも―
著者紹介
島津 忠夫
- 略歴
- 〈島津忠夫〉大正15〜平成28年。大阪市生まれ。京都大学文学部文学科(国語学国文学専攻)卒。大阪大学名誉教授。文学博士。「連歌師宗祇」で文部大臣奨励賞、「和歌文学史の研究」で角川源義賞を受賞。
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