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商品説明
ベンヤミンのテクスト「翻訳者の使命」を読み解くことを基軸に、翻訳とは〈他者との関係〉を考えるテーマと結びついていることとして、雑誌初出時に評判を呼んだ翻訳言語論をはじめ、バタイユが使う〈存在の連続性〉という言い回しによってなにが示唆されているのかを問うバタイユ論、またある時期のランボーのポエティックの実践的探求と「見者」の手紙のなかで展開された詩論とのあいだに、どのような関係やつながりがあるのかを考察するランボー論を所収。【本の内容】
目次
- 翻訳についての試作
- エロティシズムと〈存在の連続性〉をめぐって
- 「錯乱II 言葉の錬金術」の詩学について――「見者の手紙」と「言葉の錬金術」との関わりを中心に
著者紹介
湯浅 博雄
- 略歴
- 湯浅 博雄(ゆあさ・ひろお)
1947年生まれ。東京大学文学部フランス文学科卒、同大学院博士課程、パリ第三大学博士課程修了。現在東京大学大学院総合文化研究科教授。フランス思想・文学、言語態研究。著書に『未知なるもの=他なるもの』(哲学書房)『他者と共同体』『反復論序説』『応答する呼びかけ』(未來社)『ランボー論』(思潮社)『聖なるものと〈永遠回帰〉』(ちくま学芸文庫)『バタイユ』(講談社学術文庫)ほか。
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