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紙の本
ジェネリック それは新薬と同じなのか
著者 ジェレミー・A.グリーン (著),野中 香方子 (訳)
ジェネリック薬は先発薬とどのように「同じ」なのか。20世紀後半から21世紀初頭のアメリカにおける同等性をめぐる激しい論争、製薬会社の攻防、医療政策など、ジェネリックの歴史...
ジェネリック それは新薬と同じなのか
ジェネリック――それは新薬と同じなのか
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商品説明
ジェネリック薬は先発薬とどのように「同じ」なのか。20世紀後半から21世紀初頭のアメリカにおける同等性をめぐる激しい論争、製薬会社の攻防、医療政策など、ジェネリックの歴史を明らかにする。【「TRC MARC」の商品解説】
ジェネリック薬とは、先発薬と有効成分の化学構造が同じ医薬品のこと。先発薬の特許満了後に発売される。開発にかかる費用が少ないため、低価格で販売できるのが強みだ。
ジェネリック薬は先発薬と同じ効き目があるとされるが、この「同じ」をめぐっては激しい論争があった。有効成分は同じだが、形や添加剤などが違っており、先発薬と「まったく同じ」ではない。それはどの程度重視すべきものなのか。同等性の根拠をどこにおけばよいのか。
半世紀前はいかがわしい薬とみなされていたジェネリック薬が現在の地位を得るまでには、臨床、消費、政治、法律をめぐって様々な攻防があった。ジェネリックはきわめて社会的な薬といえる。
〈ジェネリックは問題の種なのか、それとも解決策なのか――明らかにその両方だ〉。ジェネリックの誕生から社会に定着するまでの全体像を描いた本書は、ジェネリックの歴史をはじめて明らかにした書物として、高く評価されている。【商品解説】
ジェネリック医薬品といえば、従来の薬よりも安いが、なんとなく不安があるというイメージではないだろうか。本書はジェネリック医薬品の歴史をはじめて明らかにする。アメリカで誕生し、いかがわしい薬とみなされていたジェネリック薬は、どのように現在の地位を得たのか。同質性をめぐる激しい論争、巨大製薬会社の攻防など、ジェネリック薬が社会に定着するまでを明らかにした唯一無二の本。【本の内容】
目次
- 謝辞
- 序 同じであって同じでない
- I 名前には何が込められているのか?
- 第一章 治療の世界に秩序をもたらす
- 第二章 ブランド批判としてのジェネリック
- II ジェネリックなんてものはない?
- 第三章 匿名薬
- 第四章 控えめな業界の起源
著者紹介
ジェレミー・A.グリーン
- 略歴
- 〈ジェレミー・A.グリーン〉1974年生まれ。医師、医学史家。ジョンズ・ホプキンス大学医学史部門准教授。レイチェル・カーソン賞およびエドワード・クリーマーズ賞を受賞。
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