紙の本
自分ではやろうと思わないことをしてくれる
2019/10/26 23:06
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投稿者:Lily - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分はやろうとは思わないことを著者がやってくれてその後どうなるかまでわかるのが、この本を読むメリットだと思います。金運ブレスレットに関しては、3,000円のものを購入しようとしていた著者に40万円のものを進めて、その後別の石で作った1万円のものが値切って8,000円になったりと凄いと思いました。競馬投資に関しては、手数料で2,000円を支払うことになったのに何が無料会員だと思ってしまいました。海外の霊能師の内容に関しては、海外に住む著者の知人らに聞いたが、この本で取り上げられた霊能師が実在するかどうかもわからないそうです。地図塗り内職に関して、内職という言葉に釣られないようにしようと思いました。FBでタレントと友達になるという出合い系サイトのようなメールの送り主には、大地震の影響がなかったようです。無料お悩み相談が宗教だったことに驚きました。パチンコの打ち子バイトは、保証金が高価だと思いました。名刺交換はマンション投資につながっていました。電話占いのアルバイトをしていた男性の話は、貴重だと感じました。他にもありましたが、色々なおいしいというか怪しい話があることがわかりました。暇つぶしには良い内容の本だと思いました。
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怪しいキャッチセールス研究の大御所と言えば本書の著者である多田文明の独壇場だ。一時はテレビでも良く出ていたが最近はちょっとご無沙汰気味だ。
ネット時代を反映してネットで客引きしている怪しい商売が今回の主要ターゲット。開運ブレスレット販売、競馬予想、霊能師、地図塗り内職、FBでタレントの友達勧誘、無料悩み相談、パチンコ打ち子バイト、名刺交換から投資勧誘、ペニー・オークション、求人掲示板などが対象。
とは言え、どれも名前を聞くだけでどうやっても引っかかりそうに無い一目で怪しい詐欺商売ばかりで果たして引っかかる奴が居るのか?とこちらが聞きたいくらいのもの。ただ引っかかる可能性が無いが故に、では引っかかるとどうなるのか?という実体験者は身近に居ないのでその面での興味が無いわけでは無い。
と言うことで読みだしたのだが相手がネットだと今ひとつ臨場感に欠けるし、ある程度底が見えると撤退してしまうのでちょっとばかりツッコミが不足しているような気がしないでもない。実際に会って色々取材をするという意味では無料悩み相談がちょっと面白かったが、途中で過去に出会った経験のある新興宗教系というのが分かってそこで打ち切りになってしまったのが惜しい。実際に勧誘されていないのでその先にどういう展開になるのかが知りたかったのだが。
全体としてちょっとばかりツッコミが足りないような気もするのだが、そもそも今回の取材対象業界に余り魅力が無かったのが食い足りなさの原因なのかも知れない。業界の革新が待たれる(?)ところだ。さもなきゃそろそろ多田さんも取材対象を変更する時期に来ているのかも知れない。
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幸運になるブレスレット、競馬投資情報、電話占い相談・・・、巷に溢れる怪しいビジネスを筆者が実際に体験したルポ。業者のあの手この手のやり口がリアルに描かれているので、おもしろく読めた。
いま話題のペニーオークションも取り上げられている。当たり前だけど、この仕組みじゃサクラの有名人以外落札できないわな(笑)
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こういう体を張ったレポしてくれる人がいると助かるな。町にいる怪しい商売の実態をこれからも暴き続けて欲しい
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自分のPCやポストにも、んっ?って思うような胡散臭いメールがよく届くけど…。
なるほど?こういうもんなんだなぁって思って読みました。
引っかかるほうもどうなの?って思うけど…。いつもなら目にとめないようなものだけど…。
不況による経済的な不安や、心の病などなどそういう時って少しでも明るい話に乗ってしまうのかもしれない。
そんな人たちを、だましてお金をむしり取ろうって考える輩が、こんなにたくさんいるんだね。
悲しい現実。
でも、やっぱり美味しい話なんかないんだよね。
みんな注意しなくちゃね。
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『ついていったら、こうなった』もおもしろかったけれど、この本も面白い。
興味はあるけれど、うさんくささプンプンの「幸運のブレスレット」「パチンコの打ち子」「電話占い」などを、著者が試しています。
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読書の醍醐味の一つに、自分が経験できないようなことを他人が代りにしてくれた経験談を読むことができるものがあると思います。
この本はまさしくそうで、著者である多田氏が、俗に言う「悪徳商法」「霊感商法」を実際に使ってみて、また度重なる勧誘に対応しながら、それらの商法の仕組みがどのようになっているのかを、かなり明らかにしてくれています。
見込み客を集めるための「キャッチコピー」と、それを見て実際に応募してきた人への対応の仕方など、私では怖くてできないようなことを、多田氏は身を持って経験してくれて、その内容を本にまとめてくれました。
このような本が、世に跋扈していると言われている怪しげな商法に騙されないように役立つと思いました。勝手なお願いですが、今後も最新のレポートを書いて本にしてほしいですね。
2013年1月27日作成
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内容については、Amazonの説明書に詳しい。
内容紹介 【ジャック】 『ついていったら、こうなった』から10年。 ルポライター・多田文明が“甘い誘い"を追いかけた! 不安は煽られる。欲望でカモられる。 10年前、街頭で声をかけられるままについていき、当時、社会問題化していたキャッチセールスの手口を体当たりで暴いた多田文明氏。 今度は巷に溢れる“おいしい話"にのってみた! 「幸運運命保証済み」のブレスレットを購入後、登場したのは、なんと “平清盛"と同じ力を持つ“先生"! 「どうしてもお話ししたいことがあります」というフェイスブックのメッセージを端緒に、続々と送られきたのは あの超人気グループのボーカルからのおもしろお悩みメール!? 「自宅のポストに入っていた「無料相談」のチラシ、 これは何のワナなのか!? あの手この手で、人の不安や欲望を刺激し、“おいしい話"をしかけてくる業者の手口は巧妙。 そして、ときに滑稽で。思わず笑いがこみあげる、最新の悪質商法の手口がここに!
まあ、美味しい話は美味しくないと思っているから、たいていは食べないのだけど、時々はいいことばかり書いている(何百万円儲かったとか)メールの先の世界を覗いて見たくなるのも事実。そういうわけで、実験的な未来を見せてくれて楽しかった。たいていは、前言った話を忘れたかのようにお金を積み重なっていったり、宗教の勧誘だったりするようだ。話がだんだんずれて行く様は、日本語の特徴なんだろうか。
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『ついていったら、こうなった』『クリックしたら、こうなった』と同じ著者の本です。
投資やパチンコの打ち子など、普通の生活をしている人ならあまり引っかからなそうなものもありましたが(ジャンル的に)、「これは・・・状況や手口の巧妙さによっては、騙されちゃうかも?」というものもあり。勉強になりました。
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詐欺やそれに類する話の体験レポート。
実際に体験しただけのことはあり、真実味に溢れるがそれだけに、あまり盛り上がらない。まあ、作者が分かって潜入しているだけに、大きな被害になる前に離れているので、盛り上がりに欠けるのは仕方ないか。
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巷にはびこる怪しいメールやダイレクトメールに騙されたふりをする潜入レポート。あと一歩、もう少し潜入して黒幕まで暴いてほしかった。まあ、これ以上金払ったら騙されたようなもんですが。
いずれにせよ、おいしい話やあやしいメールは詐欺師や宗教団体につながっているのだ。
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悪質商法も今やネット時代。あの手この手で消費者を騙しにかかります。冷静に本を読んでいると「こんなみえみえの騙しにひっかからないだろ~」とは思いますが、これが当事者になってしまうと違うんでしょうね。とりあえず巧妙化していく悪質商法に対抗する為にもこういう手口は知っておいて損はないかもしれません。
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著者には悪いんだけど、安全圏にいる第三者としては「もうちょっと釣ってほしいなあ」というものがちらほら。
著者が途中で怒って一切の連絡をしなくなったり、強い態度で断ったりするパターンが多いんだけど、いやもうちょっとその気があるふりをしてもらうとどうなるのかなあという悪い好奇心がそそられて、結果としてやや物足りなくなっちゃう。
いやほんと、著者には悪いんだけど。
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再勧誘の禁止というものがある
ペニーオークションとはコイン(手数料)を使って入札、落札金額は自分で決められない。基本は出会い系サイトのポイントシステムに似ている
通信販売はクーリング・オフは適用されないが、返品制度があり、同じように8日間以内であれば可能",ノンフィクション
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意図的にしているのだと思うが立ち位置がすごく考えられていると感じた。そこがすごく面白い。そして筆者の真摯な姿勢が見える気がした。個人的には、もう少し突っ込んで欲しいな、とも思うがそこは他人である身勝手さかな、とも思った。面白かった。