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- カテゴリ:一般
- 発売日:2021/11/10
- 出版社: ポプラ社
- サイズ:19cm/289p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-591-17171-4
読割 50
紙の本
メディコ・ペンナ 万年筆よろず相談
著者 蓮見 恭子 (著)
神戸の街角に佇む、ミニチュアの洋館みたいなお店〈メディコ・ペンナ〉。そこは万年筆の調整代金のみで「お客の人生を変えてくれる」というお店で…。万年筆に詰まった〈人の想い〉が...
メディコ・ペンナ 万年筆よろず相談
メディコ・ペンナ 万年筆よろず相談
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商品説明
神戸の街角に佇む、ミニチュアの洋館みたいなお店〈メディコ・ペンナ〉。そこは万年筆の調整代金のみで「お客の人生を変えてくれる」というお店で…。万年筆に詰まった〈人の想い〉が心に沁み、疲れた背中を押してくれる物語。【「TRC MARC」の商品解説】
<内容紹介>
就職活動がうまくいかず自分を見失っていた大学生の砂羽。
またもや面接で失敗し、落ち込みながら訪れた「ペンフェア」で見つけたのは奇妙な看板だった。
それは、「あなたの人生が変わります 万年筆よろず相談」というもの。
「人生が変わる」という言葉に興味を持った砂羽は、看板のお店「メディコ・ペンナ」を訪れることにした。
店主はぶっきらぼうだが万年筆の補修を任せたら随一で、万年筆の買い付けや修理のためにいろんなお客がやってくる店らしい。そして、それだけではなく、「とある事情」を抱えたお客もやってくるのだとか。
使っているうちにその人の癖が馴染む文具<万年筆>。
そこからにじみ出る使い手の悩みや苦しみを、店主は静かに掬い上げて答えを導いてくれるのだという。
何かに引き寄せられるかのように、砂羽は「メディコ・ペンナ」でアルバイトを始めることにしたのだが――
<著者プロフィール>
1965(昭和40)年、大阪府堺市生れ。大阪芸術大学美術学科卒業。2010(平成22)年、『女騎手』で第30回横溝正史ミステリ大賞の優秀賞を受賞し、デビュー。主な著書に「国際犯罪捜査官・蛭川タニア」シリーズ、『ガールズ空手 セブンティーン』『襷を、君に。』など。『たこ焼きの岸本』が第8回大阪ほんま本大賞を受賞【商品解説】
収録作品一覧
あなたの人生が変わります | 8−73 | |
---|---|---|
幸せな万年筆 | 74−126 | |
不揃いなコレクション | 128−183 |
著者紹介
蓮見 恭子
- 略歴
- 〈蓮見恭子〉1965年大阪府生まれ。大阪芸術大学美術学科卒業。「女騎手」で第30回横溝正史ミステリ大賞優秀賞を受賞しデビュー。著書に「国際犯罪捜査官・蛭川タニア」シリーズなど。
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紙の本
神戸にある万年筆のお店…
2023/09/03 08:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:りら - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本の中にも出てくる書店で、「神戸が舞台」の本として紹介されていたので読んでみた。
手書きは私も好きな方。
万年筆はおとなの筆記具というイメージがある。
選ぶのが難しそうで、専門店があるのも知っているが、敷居が高く感じていつも外から見るのみ。
しかし、この本によると、腱鞘炎がひどくなって万年筆を使うようになった人が出てくる。
私も最近とみに手指が痛く、PCキーボード打ちもきついときもある。
万年筆をうまく調整してもらえればそういうつらさも軽減されるのだろうか。
万年筆でなく、つけペンを使用して文字を書くこともあるが、均等な筆圧が必要で、かなり指先と腕、肩に負荷がかかる。
こういうのもニブを調整することで軽減できるのだろうか。
などと色々考えてしまった。
万年筆という物を通して、その人がどんな人でどんな生活をしている人なのかを深く見つめていく。
普段使っている道具であるからこそ、そういうものが伝わってくるのかもしれない。
また、その道具とともにあることで、それを使うにあたっての思いや願いも蓄積されていく。
万年筆を調整することで、そういった思いを解きほぐして、持ち主が前に進む後押しをしていく、その過程を繊細に描いている。
全体的に、人の力を信じる、優しい視点で綴られている。
神戸が舞台で、知っているところもあちこち登場し、神戸のことばもきちんと書かれていて嬉しい。
モデルとなったお店に行ってみようかと思った。
紙の本
面白かった。
2022/10/26 17:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:暴れ熊 - この投稿者のレビュー一覧を見る
軽い読み応えだったが、面白かった。
すぐに読み終えた。
懐かしい神戸の街並みと、万年筆の薀蓄だけでも楽しめたが、登場人物一人一人が抱える問題と、それが徐々に解決の方向に向かって行く様子が、よかった。
紙の本
万年筆屋
2021/11/30 18:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
不思議な店主が営む胡散臭い看板の万年筆屋を舞台にした心の救済物語。万年筆の構造や種類などとても興味深く描かれていて、マニア達の熱が犇々と伝わり、万年筆への好奇心もそそられた
紙の本
ぺん
2023/03/16 23:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
「万年筆の医者」をテーマにした連作短編集。期待して読んでみましたが、どうにも「うすい」感じ。物語に厚みがないし、万年筆の紹介もほどほど、登場人物に共感できないし、1ページあたりの文字量も少ない。残念。