紙の本
子供たちに読んでほしい
2017/03/23 06:14
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投稿者:しゅうママ - この投稿者のレビュー一覧を見る
震災から6年目の3月に読みました。震災のことをつい忘れがちな日々に、改めて忘れてはいけないと思った一冊です。
震災の時の子供たちの気持ち、置かれた状況を子供たち自ら知らせてくれた貴重な本だと思います。読むまで知りませんでしたが、知ることができ、現在6歳の息子、中学生、高校生の甥っ子たちと一緒に読みたいと思います。
紙の本
語り継ぐこと
2020/05/21 09:37
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
小学生の時に地元の壊滅と人の死を目の当たりにした、高校生たちの言葉が重く響きます。震災の記憶を風化させないために、多くの人に手に取って頂きたいです。
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東日本大震災の当時、小学5年生だった3人が語る“あの日”。3人は現在、震災体験を語る活動をしていて、彼らが見た被災地の現実を真っ正直に語っています。震災関連の本はたくさんあるけれど、「大人目線じゃない震災の本」として紹介したい1冊です。(平取)
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東日本大震災から5年。当時小学5年生だった3人の高校生があの日経験したこと、そしてそれ以後の日々を赤裸々に語っている。眼前で津波に流されていく人、瓦礫と共に並べられた多くの遺体、救援物資を奪い合う大人たち…。子供が経験するにはあまりに重たい現実の数々。しかし、あの震災を風化させまいと、「未災地」や後世の人に自分たちの体験を語り伝える「語り部」として活動している彼らに頭が下がる思い。
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佐藤敏郎先生の講演を聞いて購入した本(その4)。語り部の皆さんの言葉が現実を知らせてくれた。目を背けたい事実だったかもしれないのに、語ってくれて、ありがとう。私たちも聞かなければいけない話だと思った。
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高校生の文章を読んで、本で読むのもいいけれど、震災を被災者として経験した人たちの話を直接聞いてみたいと思った。彼らの声で、感じたままのことを聞くのは、震災の違った一面を見せてくれるだろう。被災していない人を未災地の人という。確かに、そうだ。いつかはどこかでまた起こる。なるべく被害が小さくて済むように、亡くなる人が少なくなるように、被災者は思っているのが、とてもよく伝わってきた。
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自分も言葉で伝えられるだろうか。
一つの物語としてまとめたいと、思った。
この本がこれから起こる災害の被害を少しでも少なくすることを祈って。
子どもたちとのつきあい方、むきあい方間違えないようにしたい。間違えても、ちゃんと見守っていてあげたい
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東日本大震災の日。小学校5年生だった3人が語る、当時のこと。美談ばかりのメディアでは語られない、リアルな内容です。そして、辛い想いを吐き出せない子どもたちを、気にかけて、見守ってほしいというメッセージでもあります。
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あの未曾有の出来事を一生懸命に受け止めようとしている
子どもたちの健気さに、心を揺さぶられます。
いろいろな考えがあり、さまざまな思いがあって良いという最後の佐藤さんの話もとても印象的でした。
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人生を大きく変える同じ出来事をほぼ同じところで経験して、そこから復興までの間に精神的にどのような変遷を遂げたのか、当時小学生だった3人の人たちから語られる。
大きな視点から見ると東日本大震災という同じイベントを、同じ小学校で経験した3人がイベント前後でどうして違った反応をするのか、を考えると人間の気質の多様性を改めて実感した。
本当にいろいろな葛藤があり、客観的な答えがない中で、360度悩み抜いた上で自らが取るべきスタンスを選んだこの人達はすごいと思う。
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震災当時、小学校5年生だった三人の証言。
5年生という年齢のとらえ方が、すごい。
なにもわからないほど子供すぎず、かといって、思春期でもなく、ましてや大人でもない。
その年齢の子たちの目を通して捉えられた震災の現実。
彼らは、流される人を見て、目の前にさしだされた手を見て、あまつさえ死体も見てる。
瓦礫を見て、わが家だったものを見て、それを見てる大人たちを見てる。
流された家の二階から金目の物をみんな盗まれ、食料を配るときに争う人の醜さも知る。
震災のことをいっさい話すなという教師を見る。
教室で荒れる子を見、消えてしまいたいと思う子を見る。
ああ、こんなにも大変な思いをしたんだね。
16歳になって、彼らはそれぞれの思いで、語りだす。
一度踏まれた新芽がのびるように。
それによりそうおとなたち。
受け止める「未災地」のこどもたち。
かつて被災体験を封印しようとした教師と、語りだした生徒の手紙の往復が心打つ。
なぜなら、正解はないから。
人の数だけ、答えがあるから。
そして、それをつなぐのはまごころだけだから。
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同じ震災を経験していても、視点が違えばこんなにも違って見える。震災は個々の経験なのだ、ということを浮き彫りにしてくれる。決して一括りにはできないのだ。
彼らに比べれば、全然大したことはなかったけれど、自分の経験と重なる部分もあって、阪神淡路当時、中1だった記憶が蘇った。
海側と山側で被害が違って、状況が全く異なる生徒が一つの教室にいる不思議。ふわふわとした、でもどこかヒリヒリとした、何とも言いようのない空気を感じていた日々。そして、それでも続いていく日常。
25年を向かえようかという年月を考慮したとしても、多くを、いや大半を、忘れている自分に気づいて愕然とした。
あの時、自分は何を考えていたのか。何をやったのか。
当時のことを記したものは、なにも残っていない。
被災地でこそ風化するというのは、こういうことなのだろう。
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2011年3月11日。沢山の人の命がなくなりました。震災を経験した3人の語り部。目の前で津波にのまれたり、その日を境に家族や友達との別れ、暗闇の恐怖とそれぞれが体験、経験したことが生々しく、当時の恐ろしさがわかります。辛い出来事を経験した子供達だけど、勇気を持ちありのままの事を沢山の人に語り、今後このような辛い思いをする人が少しでも減って欲しい。という思いを大切にしたいですね。
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この本を読んで感じたことは「震災を実際に体験した方の立場になることはできないこと」「災害は自分事として捉えること」この2つです。
自分自身も実際に東北に行って震災遺構やスタディーツアーを行いましたが、その方たちが感じたことをその方の立場になって想像しますが、それはあくまで想像。その方たちが感じたことは何倍何十倍のことです。
けど、実際に行ってそして話を聞くことで、もし自分の周りで災害が起きたときにそのことを思い出して被害を減らす行動は取れると思います。
本の中には、今東日本大震災の風化が進んでいるのは現地の子ども世代だと書かれていました。そのような現状もこの本を読まないと気づかなかったでしょう。
同じ東日本大震災でも、感じたかはその人たちによって違うこともこの本を読まないと気づかなかったでしょう。
この3人の一つ一つの想いがすごく重みのあるものに感じました。今生きていることがどれだけ大切か。
もう一度自分で見直すきっかけになりました。
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Yahoo!ニュースで紹介
小学5年生だった子どもたちが歩んできた3.11の記録と彼らが見据える未来を書き留めた「希望の書」。