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紙の本
「あの日」のこと 東日本大震災2011・3・11
著者 高橋 邦典 (写真 文)
世界の戦場を目の当たりにしてきたカメラマンが見たものは、すさまじい破壊のあとと、はてしなくひろがる悲しみの大地だった−。東日本大震災で被災した人々の写真と「言葉」の記録。...
「あの日」のこと 東日本大震災2011・3・11
「あの日」のこと 東日本大震災 2011・3・11
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- 税込価格:7,535円(68pt)
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商品説明
世界の戦場を目の当たりにしてきたカメラマンが見たものは、すさまじい破壊のあとと、はてしなくひろがる悲しみの大地だった−。東日本大震災で被災した人々の写真と「言葉」の記録。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
高橋 邦典
- 略歴
- 〈高橋邦典〉1966年宮城県生まれ。カメラマン。90年渡米。フリーランスとしてインド/ムンバイに拠点を置き、活動している。著書に「ぼくの見た戦争」「戦争が終わっても」など。
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書店員レビュー
東日本大震災の惨禍...
ジュンク堂書店三宮店さん
東日本大震災の惨禍を収めた写真集が、数多く発売されている。各新聞社による報道特別写真集や、プロ写真家による『THE DAYS AFTER』(石川梵、飛鳥新社)など、その切り口、伝え方は様々だ。
戦場カメラマンの高橋邦典が手がけた本写真集は、そのファインダーを、被災地の光景自体よりも、そこに生きる「人」へと向けている。被災地の風景写真とともに、現地の住民たちの白黒ポートレイトと、彼らへのインタビューが入る構成になっている。
写真に写る被災者たちの表情は、みな一様に疲労の色が濃い。彼らが震災当時を回想する言葉は、無駄に煽るだけのテレビや雑誌のそれより遥かに静かで、生々しい。そこにあるのは復興への希望などではなく、絶望の中でもこの土地で生きてゆかなければならない、それしか術がない、という諦念である。彼らの姿とそこから見える現実の前には、下手な励ましなど空虚にしか響かない、ということを実感する。
しかし、彼等はそれでも人の尊厳を失わず、常に他者を慮り続ける。「誰かのために」という思いがある限り、人は人であり続けられる。それは我々も然りであるはずだ。
芸術担当 小松寛茂